アトラス、2024年3月期の決算は最終損失7億5700万円　事業譲渡に伴う営業権の償却が影響　『ペルソナ3リロード』最速ミリオン、本業は好調

セガサミーホールディングス<6460>傘下のアトラスの2024年3月期の決算は、最終損失が7億5700万円だった。2023年3月期の実績は、最終損失10億3800万円だった。同社によると、これは2013年11月にインデックスからの事業譲渡に起因して発生した営業権の償却が続いていることが主な理由で、ゲーム事業そのものは好調に推移しており、セガサミーの収益には大きく貢献しているという。

同社によると、『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』や『ペルソナ5タクティカ』『ペルソナ3リロード』『ユニコーンオーバーロード』を発売し業績は好調だった。

とりわけ2024年2月に発売した『ペルソナ3 リロード』はアトラスタイトル史上最速となる1週間での全世界100万本販売を達成、同年3月に発売したヴァニラウェア社との共同開発タイトルである『ユニコーンオーバーロード』は全世界累計販売本数50万本を超えた。

そのほか、『ペルソナ』シリーズが全世界累計2200万本突破するなど、引き続き同社の海外売上シェアは高い水準を維持している。

ライセンス事業では、東京タワーと『ペルソナ5 タクティカ』『ペルソナ3 リロード』とのコラボや、音楽イベント「SQ F.O.E band LIVE2023 from『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』」や「十三機兵防衛圏オーケストラコンサート2024-ReSTART-」の開催、有力スマホゲームとのIPコラボなどを行った。