ブース内では、グリーの内製ゲームやOpenFeintで配信されているゲームアプリだけでなく、開発パートナーによるソーシャルゲームの試遊もできるようになっていた。コンパニオンさんがゲームの説明をしていた点が特徴だろう。「ゲームをご存知ですか?」という問いに「知りません」というとゲームの概要から目的、遊び方まで丁寧に教えてくれる。綺麗な女性から教えてもらうのは楽しい。試遊する場合、「知りません」と答えることを推奨したい。
さて、昨日、携帯電話回線の問題から試遊ができない状態だったという情報も聞いていたのだが、携帯電話回線を使わないようにすることで対応していた模様だ。バトル系のゲームでは、限られた相手と対戦できるようにしていたようだ。
また、15日の同ブースについては一部で「ガラガラ」などと情報が流れていた。決して満員とは言えなかったが、人はそれなりに集まっていた。1回の試遊時間が短いため、人が滞留しないだけなのかもしれない。土日はかなり盛況になるとみている。
このなかでは、やはりコナミデジタルエンタテインメントが別格とも言える状況だった。「ビジネスデイ」であっても、「ドラゴンコレクション」は、ご覧のように行列になっていた。試遊でもらえるリアルカードが狙いとみられる。すでに「ヤフーオークション」などでも取引されているようだが、それだけ「ドラゴンコレクション」のアイテムの価値が上がっているということなのだろう。
下の写真は、「任侠道」と「海賊道」のブース。人気のあるバトル系のゲームに人が集まりやすくなっていたように思われる。
いくつかのタイトルで試遊をさせてもらい、リアルカードも入手できた。このほか、リアルガチャも何度か引くことができ、GREEのメモ帳をたくさんいただくことができた。当然、すべてアイテムを入手済みである。シリアルコードを入力して、アイテムが手に入るのは独特の楽しさやワクワク感がある。
「GREE」のブースは、携帯電話の充電ができたり、ちょっと座って休むスペースがあったりして、個人的には配慮のきいたスペースになっていると感じた。ゲームショウのスペースは、座る場所が意外と少ない。また、ステージイベントは、2、3横目に見る程度だったが、毎回、満席になっていた。
【追記】
この種のリアルカードのレア設定の度合いについては、ソーシャルゲームの開発会社にとっては、非常に悩ましい点のひとつであろう。せっかく会場まで足を運んでくれたのだから、いいものをあげたいと思うものだが、かといって貴重なものにし過ぎると高額取引の対象になるし、ゲームのバランスをおかしくする問題もある。希少性を下げるのも良くない。多くの会社は、この点について思考錯誤しているのが現状のようである。
また、オークション詐欺の対象になりやすいので注意が必要だ。リアルカードの多くは、固有のシリアル番号がついているのだが、一度入力すると二度とアイテムを入手できない。よって、カードのシリアル番号でアイテムを入手し、そのカードをオークションに出すこともできてしまう。一方、買い手はシリアル番号を入れるまで、それが使えるカードかどうかはどうかわからない。個人的にはリスキナーな取引と認識しているので、あまりおすすめしない。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632