シリコンスタジオ、第2四半期(12~5月)決算は売上高6%減、営業益81%減に ゲーム企業の急激な採用意欲の減退で人材紹介事業が落ち込む
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シリコンスタジオ<3907>は、7月11日、2024年11月期の第2四半期累計(12~5月)の連結決算を発表、大型プロジェクトの縮小や子会社の事業構造改革に伴う一時的な売上減少とコスト増が発生したことに加え、ゲーム企業の急激な採用意欲の減退による人材紹介事業の落ち込みで減収減益となった。
売上高21億9100万円(前年同期比6.9%減)
営業利益4600万円(同81.0%減)
経常利益1500万円(同93.2%減)
最終損益700万円の赤字(同1億8400万円の黒字)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①開発推進・支援事業 売上高13億6700万円(前年同期比4.1%減)、セグメント利益1億8000万円(同25.5%減)
受託開発では、大型プロジェクトの縮小、子会社の事業構造改革を通じた一時的な売上減・コスト増などが影響し、減収減益となった。ミドルウェアの売上高は、請負開発分が増加したことにより増収となった。オンラインソリューションの売上高は、オンラインゲーム向けのネットワーク構築・運用などのサービスが堅調に推移し、増収となった。なお、今期よりサブセグメントの売上区分を一部見直し、従来受託開発としていた産業向けオンラインサービスをオンラインソリューションへ区分変更した。
②人材事業 売上高8億2300万円(同11.2%減)、セグメント利益1億3000万円(同46.2%減)
人材紹介は、強みとしているゲーム企業における急激な採用意欲の減退という市場環境の変化への対応が遅れた結果、好調であった前年同期に対し減収減益となった。また、人材派遣は、課題を改善した結果、復調の兆しが見え、稼働数は前年同期に対し増加した。第2四半期連結累計期間における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ1173名(前年同期比2.9%増)、有料職業紹介の成約実績数は131名(同43.3%減)となった。 -
■通期業績予想は変更なし
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2024年11月期通期の連結業績見通しについては、従来予想を据え置いており、以下のとおり。
売上高45億9900万円(前期比1.0%増)
営業利益2億5400万円(同6.6%増)
経常利益2億5500万円(同3.6%増)
最終利益2億1700万円(同8.4%増)
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907