サイバーステップ、24年5月期決算は営業損失14億5500万円と前期11億5800万円から赤字拡大…「トレバ」含む新規・既存タイトル想定下回る、新作開発費も圧迫

 サイバーステップ<3810>は、7月16日、2024年5月期の連結決算を発表し、売上高29億8600万円(前の期比26.4%減)、営業損失14億5500万円(前の期は11億5800万円の損失計上)、経常損失15億2000万円(同12億5500万円の損失計上)、最終損失14億5800万円(同13億8000万円の損失計上)だった。

・売上高:29億8600万円(同26.4%減)
・営業損失:14億5500万円(同11億5800万円の損失計上)
・経常損失:15億2000万円(同12億5500万円の損失計上)
・最終損失:14億5800万円(同13億8000万円の損失計上)

同社では、「トレバ」を含む新規・既存タイトルの売上が想定を下回ったことに加え、新規タイトルの開発費の増加が収益を圧迫した、としている。

売上高では、「トレバ」含め新規・既存その他タイトルにおいて安定的な運営を中心として、定期的なキャンペーンの実施や積極的な人気IP景品の取り扱いによるサービス展開を進めてきたが、業績の向上に対する効果は想定より下回った。

コスト面では、新規タイトルのリリースが当初想定していた時期から延長したことに伴う開発コストの増加が見込まれたため、既存タイトルでは継続的に削減可能な内容の洗い出しを実施すると共に各タイトルにおける運営・管理体制の見直しによる開発コストの削減へ向けた施策を進めた。

【オンラインゲーム事業】
ユーザーの獲得競争の激化や一部の運営体制の見直し等により売上高は減少した。コスト面においては全社的なコスト削減等を継続して実施してきた。外部顧客への売上高は28億0400万円(同29.0%減)、セグメント損失は5億3800万円(前の期はセグメント損失5億1200万円)となった。

【エンターテインメント事業】
主に映像作品における音響制作の受注や動画配信プラットフォーム向けコンテンツの制作等に注力し、おおむね計画通りに推移した。エンターテインメント事業においては、外部顧客への売上高は1億8100万円(同68.7%増)、セグメント損失は1900万円(前の期はセグメント損失800万円)となった。

サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
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