now.ggは、モバイルゲームやAIアプリのデベロッパーがクラウド、PC、LINEを通じて新たなユーザーにリーチできる、日本に最適化したサービス"nowStudio"を7月24日から提供開始すると発表した。従来のストアに比べ、低いアプリ内課金の手数料の決済機能との統合を提供し、デベロッパーの利益率を高めるという。
同社は、日本でのゲームやAIアプリの公開を希望する日本、韓国、米国のデベロッパーと協力し、このサービスの最適化に取り組んできた。そして本日から、このサービスを日本市場向けに提供する。
クラウド上では、デベロッパーのウェブサイトや、LINE内のnowCafeなど様々なプラットフォームに、ゲームを簡単に配信できる。nowCafeは、now.ggのゲーマー向けのAIアプリで、LINE内から、クラウド上でゲームをプレイしたり、AIのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)と交流したりしながら、自身の趣味嗜好に合ったゲームを提案してもらえるサービス。
PCでは、デベロッパーは、BlueStacksのユーザーにもゲームを届けることができる。BlueStacksはWindowsとMac用のAndroidアプリプレイヤーとして広く人気があり、60%以上のシェアを持っている。
ポケラボ 執行役員ゲーム事業本部本部長の矢野健一氏は「我々のゲーム、アサルトリリィが今年“nowStudio"を通してリリースされ、このサービスに非常に満足しています。“nowStudio"は、私たちのゲームのクラウドサービス運営の作業を大幅に簡素化してくれました。」とコメント。
“nowStudio"を使用すると、デベロッパーはnow.ggの決済機能をゲームに統合することができる。デベロッパーは従来のアプリストアに比べて、より大きな利益を得ることができるため、利益をゲームの開発費用に充てるなどユーザーに還元することができ、ゲーム全体の体験価値を高めることができる。
now.ggとBlueStacksのCEO、ローゼン シャルマ氏は、「BlueStacksには、数十万人もの課金プレイヤーがいます。我々の決済システムを使用している開発者は、従来の方式に比べ、高い広告の費用対効果とより多くの課金ユーザーを獲得することができます。」と述べているという。