米国のゲーム声優やモーションアクターがストライキを通告…AIからの権利保護を巡る労使交渉が決裂

米国俳優組合(SAG-AFTRA)は、7月25日、加盟するモーションアクターや声優がインタラクティブメディア協定に署名したすべてのビデオゲーム会社に対して、7月26日金曜日からストライキを行うことを通告した。ストライキの投票は、合意のないまま1年半以上の交渉の末に行われた。

Activision ProductionsやBlindlight、Disney Character Voices、Electronic Arts Productions、Formosa Interactive、Insomniac Games、Llama Productions、Take2Productions、VoiceWorks Productions、WB Gamesなど大手ゲーム会社と交渉を行ってきた。

「雇用主は、すべての出演者をAIから保護することを明確かつ強制力のある言葉で明言することを拒否している」「公正で合理的なAIからの保護ではなく、むしろ悪質な搾取に興味がある」と批判した。

同組合は、ビデオゲーム業界は年間数十億ドルの利益を生み出しているが、その成功の原動力はクリエイターであり、キャラクターに命を吹き込む声優・俳優もその中に含まれると指摘。映画やテレビ、ストリーミング、音楽のパフォーマーと同じ基本的な保護を受けるに値すると主張した。