サイバーエージェント、第3四半期のゲーム事業は『学マス』大ヒットで営業益52億円と黒字転換 「周年の反動に苦しむ四半期にヒット作品が出たのはグッドニュース」(藤田社長)
サイバーエージェント<4751>は、本日7月31日に開催した決算説明会で、第3四半期(24年7~9月)のゲーム事業について、売上高が前年同期比15.1%増の388億円、営業利益が同52億円(前年同期1億円の赤字)と増収・黒字転換を達成したことを明らかにした。5月16日にリリースした『学園アイドルマスター』が大きくヒットしたことが主な要因だ。
藤田晋社長(写真)は、「当社のゲーム事業は周年イベントが第2四半期に集中しているため、前後の四半期は反動で苦しむことが多かったが、今回、第3四半期に大きなヒットが生まれたことはグッドニュースだ」とコメントした。
『学園アイドルマスター』は、バンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトルだが、App StoreとGoogle Playのセールスランキングで1位を獲得するなど好調だった。「ロングセラーになりそうな、良い形で推移している」という。
また、『ウマ娘 プリティーダービー』については映画を公開し、初動1ヶ月で興行収入が10億円を超えた。「作品の出来が素晴らしく、『ウマ娘』のIPの価値を更に引き上げたのではないか」と述べた。
今後のリリースタイトルだが、第4四半期には『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』をリリースする予定だ。「『GRANBLUE FANTASY: Relink』と『学園アイドルマスター』とスマッシュヒットが続いており、初のコンソールゲームということで楽しみしている」。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751