テレ東HD、第1四半期アニメライツ収入は9%増の51億円…「劇場版SPY×FAMILY」配給収入や海外番販好調、「ポケモン」ロイヤリティも寄与

テレビ東京ホールディングス<9413>は、この日(8月1日)、第1四半期決算を発表し、アニメのライツ収入が前年同期比9.1%増の51億7000万円だったことを明らかにした。2023年12月に公開した「劇場版SPY×FAMILY CODE:White」の国内での配給収入や、海外での番組販売が好調だった、としている。「ポケットモンスター」のロイヤリティ収入が国内外で伸長したという。

また、BORUTOの中国におけるSNSゲームや商品化が順調に推移したことに加え、ブラッククローバーのゲーム化権なども売上を伸ばしたとのこと。

このほか、音楽出版関連のレビ東京ミュージックは、北米・南米地域において「NARUTO」「BORUTO」などのBGMや一般楽曲の海外印税収入が好調だったものの、「SPY×FAMILY」のテーマ曲の国内印税収入が好調だった前年同期には届かず、売上高は同5.6%減の9億6300万円だった。

アニメ専門チャンネル「AT-X」を手掛けるエー・ティー・エックスは、放送売上は加入促進キャンペーンを通して、入者数の大幅な落ち込みを食い止めて増収となった。一方、ライツ売上は「東京リベンジャーズ」「陰の実力者になりたくて!」などを中心に引き続き堅調に推移したものの、前年には届かず、売上高は同3.2%減の8億53百00万円だった。