『Elona』開発者であるnoa氏、「最新後継作」と謳う『Elona 2』に対し許諾していないと声明 当サイトもメーカーに問い合わせ中

HONG KONG KUNPAN CULTURE ENTERTAINMENTが昨日8月8日、『Elona』の最新後継作『Elona 2~ドット絵×異世界×アドベンチャーRPG』の事前登録を行っていることを明らかにしたが、その発表に対して、『Elona』の開発者であるnoa氏が正式に許諾したものではない、との声明をX上で出しており、注目を集めている。

『Elona(Eternal League of Nefia)』は、個人ゲーム開発者noa氏が開発したローグライクゲーム。自由度の高さと、他のローグライクゲームに比べグラフィックが強化されていることが特徴で人気を集めた。

『Elona 2』の発表に対して、noa氏は「個人開発者なので戦う体力はない」としつつ、『Elona』の後継作ではなく、タイトル使用の打診も断ったとのこと。

プレスリリース(リンク切れ)では、「『Elona』ファンの皆様、長らくお待たせしました!」で始まっていたが、権利者より正式な許諾を得ていないまま発表したことになる。編集部では、本件に関してメーカーの問い合わせ窓口に連絡しており、レスポンスを待っているところだ(記事執筆時点で返信はない)。

 

 

 

【追記】
HONG KONG KUNPAN CULTURE ENTERTAINMENTによると、『Elona』の原作者であるNOA氏と、『Elona2』の開発会社である「成都数字狗科技有限公司」の間でライセンス契約が締結されているとのこと。その契約では、『ELONA』のモバイルゲームに関して、開発会社が自主的に開発することができるという。そして「成都数字狗科技有限公司」がHONG KONG KUNPAN CULTURE ENTERTAINMENTとパブリッシング契約を締結した、ということのようだ。

同社からの説明をみると、開発者のツイートは、『Elona』のモバイルゲームを開発したことそれ自体を問題視したものではなく、『Elona』の後継作品と謳っていること、そしてそう思わせるタイトルを付けていることに疑義を出したように見える。実際、『Elona」をベースに開発したと謳うモバイルゲーム『Elona Mobile』が2021年4月より運営されている(関連記事)。