Sensor Tower、『2026年版ゲーム市場年鑑』を公開…モバイルゲームがDL数からマネタイズへとシフト、PC/コンソール市場が急成長

Sensor Tower(センサータワー)は、2026年3月12日、モバイルゲーム市場がダウンロード数からマネタイズへとシフトし、PC/コンソール市場が急成長している現状をまとめた『2026年版ゲーム市場年鑑』を公開した。
ゲーム業界は、モバイルがマネタイズへ軸足を移し、PC/コンソールが『GTA VI』のリリースを前に急成長するなど、変革の最中にあると同社は分析する。市場全体の動向について、2025年のゲームダウンロード数は520億に達し、その大部分がモバイルデバイスによるものだ。Google Playからのダウンロード数は420億で、App Storeの4倍以上となった。一方、App StoreはゲームのIAP収益で75%高い数値を記録した。PC/コンソールのダウンロード数は20億で、主にF2P(基本プレイ無料)のモバイル市場とは異なり、プレミアムゲーム購入に結びつくことが多く、収益への影響が大きいとされる。
PC/コンソール市場では、Steamがプレミアムゲーム収益、ダウンロード数、リリースされたタイトル数で過去最高を記録した。Steamはグループの中で最も多くのダウンロード数を記録し、PlayStationより37%多い。しかし、PlayStationとXboxを合わせると合計11.7億ダウンロードとなり、コンソールの需要はPCよりも高い状況だ。


モバイル市場では、2025年はApp StoreとGoogle Play全体で3年連続の収益成長を達成した。ダウンロード数が減少する一方で、使用時間はわずかに増加し、新規ユーザー獲得からLTV(ライフタイムバリュー)の拡大へと市場がシフトしていることを示している。IAP収益の成長はヨーロッパに偏り、アメリカは横ばいで推移した。エンゲージメントは市場によって分かれ、アメリカと日本では2024年の減少後に使用時間が回復したが、中国本土では減少した。

ジャンル別の動向では、ストラテジーがアジアのパブリッシャーによる4Xストラテジーヒット(『ラストウォー:サバイバル』や『ホワイトアウト・サバイバル』など)の急増によって、主要地域全体で2025年最大の収益増加を促進した。ストラテジーは、アジア、北アメリカ、ヨーロッパ全体でダウンロード数が成長した唯一のジャンルである。

広告支出では、YouTubeのモバイル広告支出シェアは前年比で増加した。これは、ダウンロード数の最大化よりもマネタイズ、継続率、高価値なオーディエンスのターゲティングへの広範なシフトと整合する動きだ。対照的に、YouTubeのPC/コンソールシェアは減少したが、支出ではこのカテゴリーのトップチャネルであり続けている。

シューティング市場は2025年に激しい競争の年となり、『Battlefield 6』がPC/コンソールのベストセラータイトルとなった。同作は、『EA SPORTS FC 25』と『EA SPORTS FC 26』以外のすべてのAAAタイトルの2倍のユニット販売数を記録した。年間平均MAUによるトップシューティングは、『Fortnite』『Counter-Strike 2』『Call of Duty』『PUBG』であり、『Battlefield 6』は5位であった。また、ブレイクアウトインディーヒット『R.E.P.O.』と『PEAK』に見られるように、友人グループをターゲットとし、コンテンツクリエイター経由での拡散に最適化されたゲームが大きな潮流となっている。

『2026年版ゲーム市場年鑑』の全文は無料でダウンロード可能であり、ライブオプスのトレンド、モバイルとPC/コンソールのマーケティングおよび広告トレンド、ゲームオーディエンスの詳細、『Battlefield 6』やその他の年間トップシューティングを詳しく見るケーススタディなどが含まれている。
▼詳細情報
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-gaming-2026-JP