【ゲーム株概況(8/9)】2Q業績予想の上方修正を発表のハピネットがS高 国内証券が目標株価引き上げのサンリオは高値更新 1Q決算で営業利益が減益のカバーは大幅反落
8月9日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比193.85円高の3万5025.00円で取引を終えた。前日の米国市場高や為替の円安方向への推移を受けて、一時は上げ幅800円超に達した場面もあったが、3連休控えということもあり、後場に入ると利益確定売りに押された。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は60銘柄(65%)、下落は29銘柄(32%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、ハピネット<7552>に朝方から買いが殺到し、ストップ高まで買われた。ハピネットは、前日8月8日に第1四半期決算を発表するとともに、第2四半期累計の連結業績予想の上方修正を発表したことが市場の関心を集めたようだ。
また、決算関連ではDeNA<2432>が高く、主力株ではグリー<3632>やコロプラ<3668>なども買われた。
大和証券が投資判断「2」を据え置いたものの、目標株価を2940円から4000円に引き上げたサンリオ<8136>は4日続伸し、連日の年初来高値更新となった。
ほか、東京通信グループ<7359>や東映アニメ<4816>、IGポート<3791>なども高い。
半面、カバー<5253>が大幅反落した。カバーは、将来の事業成長のための体制拡充による固定費の増加などで6.8%の営業減益となったことが市場から嫌気されたもようだ。
ほか、決算関連ではネクソン<3659>とバンダイナムコHD<7832>、エイベックス<7860>の下げがきつい。エイベックスは、第1四半期決算が減収・営業赤字転落となったことが嫌気された格好だ。
そのほか、カバーに連れ安する形でANYCOLOR<5032>が4日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253