個人開発者 masa は、新作ゲーム『ホタテシューター』を2024年8月23日にリリースすることを発表した。シューティングゲームとコイン落としゲーム(コインプッシャーゲーム)が融合したもので、全年齢対応のシングルプレイヤーゲーム。価格は860円(税込)、対応は Windows10以上となる。リリース記念セールで2週間30%OFF の602円。
■キャラクターとストーリー
プレイヤーはカニのサニーとなり、海洋汚染で生まれた怪物ガーベジオと戦いながら、閉じ込められた魚たちを救い出し、きれいな海を取り戻すゲーム。
▼ゲームプレイの基本
プレイヤーはカニのサニーを操作し、コインプッシャーの要領でホタテを投げてとウニを獲得する。ウニを獲得するとルーレットを回すことができ、ルーレットの結果によって「レスキューチャレンジ」と「ジャックポットチャンス」の 2 つのモードに分かれる。「レスキューチャレンジ」では、ホタテを投げる方向の壁が開き、モンスターを倒したり捕らわれた魚たちを助けたりする。「ジャックポットチャンス」では、もう一つのルーレットを回すことができ、当たり目は現実のコインプッシャーゲームではあり得ないコインの動きがあり、モンスターやターゲットに当たることで助けになることもある。
▼スキルとパワーアップ
・ホタテブラスト: スキルゲージが貯まると使用できるスキルで、ホタテを広範囲に連射する。広範囲に配置したターゲットに有効。
・ウニアタック: スキルゲージが貯まると使用でき、ウニを豪速球で投げることで縦に並んでいるターゲットに有効。
・ルーレットストライク: ルーレットにホタテを投げ入れて、好きな目に入れることができる。
・寿司マスター: ジャックポットチャンスのルーレットのハズレ目がすべて寿司になり、その目に入ると大きな寿司が降ってくる。それにホタテを当てて爆発させることができる。
▼ ゲームのユニークなメカニクス
「ホタテシューター」では、ホタテを増やす手段として、ユニークな退化システムを採用している。このシステムは、スイカゲームの原理の逆を利用している。スイカゲームでは、同じ果物が触れると次の大きな果物に進化し、最終的にはスイカに進化する。これに対し、「ホタテシューター」では、スイカから始まり、同じ果物が触れると小さい果物に退化する。最終的にはサクランボがホタテに退化する。この爆発的な退化のプロセスは、視覚的にも非常に楽しく、プレイヤーに爽快感を提供する。
▼ ビジュアルとアートスタイル
コインプッシャーゲームのプッシャーの前後の移動が波に見えたことから、テーマは海岸にした。プレイヤーが手前からコインを発射する際、横移動しかできないため、プレイヤーをカニにした。カニ、ホタテ、ウニ、ルーレットはかわいくデザインされている。
▼ プレイモード
ゲームはシングルプレイヤー専用で、45ステージがある。20ステージクリアで「スコアアタックランキング」が開放され、10 分間ホタテ取り放題のモードでホタテの数でランキングを競う。全ステージクリアで「レスキューランキングモード」が開放され、コインを増やす要素を排除し、ターゲットを落とす数でランキングを競う。この2つのランキングモードはネットワーク対応。
▼ 対象年齢とプレイヤー層
ルールがシンプルでホタテを増やしてステージをクリアするだけのゲームなので全年齢対象のゲーム。昔、コインプッシャーゲーム(コイン落としゲーム)が好きだったおじさん世代や、TPS ゲームがすきな若い世代にもおすすめ。見た目が派手で、ターゲットが落ちそうで落ちない場面など、絶叫ポイントがたくさんあるので、ゲーム実況者にもおすすめ。
▼ 開発者の思い
ゲームセンターで見かけるコイン落としゲームは、基本的にパチンコと同じ仕組みで、チャッカーにコインを入れるとスロットが回り、当たりを待つだけでした。コインが増えていくのを楽しむことが主な目的でしたが、バーチャルのコイン落としゲームではコインが物理的に出てくることはなく、単に枚数を示す数字が増えるだけであまり面白くありませんでした。この状況を変えたいと思い、枚数を増やす理由が必要だと考えました。
そこで、「ホタテシューター」ではステージクリア制を導入しました。プレイヤーは枚数を増やすことでスキルを購入でき、また、ホタテを獲得することでスキルゲージが上がり、様々なスキルを使えるようになります。これにより、ステージクリアが楽になる一方で、無駄にスキルを購入しすぎるとホタテ枚数が 0 になり、ゲームオーバーになるという緊張感も演出しています。
さらに、プレイヤーがホタテ枚数を増やしたいという欲求を持ちながらも、ルーレットに頼るしかないという要素を改善しました。ルーレットにホタテを投げ入れ、うまく当たり目に入れることで、積極的にホタテを増やす楽しさを提供しています。
