コトブキヤ、25年6月期決算は増収増益を計画　美少女プラモ競争激化も市場拡大の恩恵　アジア販売網強化、北米も需要回復を見込む

壽屋(コトブキヤ)<7809>は、2025年6月期の業績について、売上高170億円(前期比3.8%増)、営業利益17億円(同2.6%増)、経常利益16億6400万円(同4.0%増)、最終利益11億5400万円(同4.6%増)を見込む。前期2024年6月期は減収減益だったが、今期は増収増益を計画している。

・売上高:170億円(同3.8%増)
・営業利益:17億円(同2.6%増)
・経常利益:16億6400万円(同4.0%増)
・最終利益:11億5400万円(同4.6%増)

同社では、国内美少女プラモデル市場については依然競争が激しいものの、市場自体の拡大が想定されることにより、売上・利益が増加すると見込んでいるそうだ。北米もコロナ禍に端を発した物流混乱の影響が解消傾向で、需要も徐々に回復する見通し。

同社はフィギュア、プラモデル製品等の企画・開発・販売を行う卸売販売、直営店舗・ECサイトによる製品の販売を行う小売販売に取り組んでいく。

また、成長戦略推進の取り組みのひとつである海外展開強化に向け、アジア地域において、特定の現地代理店とプレミアムパートナー契約をした。このような取り組みを通じて、海外への販売展開をさらに加速し、グローバル市場での展開拡大を目指していく。

今後の展開としては、自社IPにおいては、『アルカナディア』等のプロモーション活動等を積極的に行い、コンテンツの更なる認知度向上を図っていく。

また、成長戦略推進の取り組みのひとつである「プラモデル・フィギュアに続く新領域の確立」を目指すため、引き続き研究開発活動を推進していく。