double jump. tokyo、SBIインベストメントやソニーグループからの出資を含む1stクローズで15億円超を調達

double jump.tokyoは、この日(8月28日)、SBIインベストメントをリード投資家として1stクローズで15億円超の資金調達を実施したことを発表した。調達した資金はブロックチェーンゲーム、ブロックチェーン基盤および周辺サービスの開発/支援並びにそれに伴う人材や組織体制の強化に活用する。

 

■資金調達概要

【調達金額】
・15億円超

【引受先】
・SBIインベストメント
・ソニーグループ
・Taisu Ventures
・Gate Ventures
・TMキャピタル(北電子ホールディングスグループ)
・Bing Ventures Ltd
・その他1社

※敬称略、順不同
※なお、海外投資家に対する第三者割当は、外国為替及び外国貿易法第27条第1項に基づく事前届出の手続の完了を条件としている

 

■調達の背景と目的

double jump.tokyoは2018年4月の設立からブロックチェーン技術領域でのゲーム開発専業会社として世界No.1を記録したブロックチェーンゲーム『My Crypto Heroes』を起点とし、大手ゲーム会社とブロックチェーンゲームの共同開発、ブロックチェーン基盤の開発・運用、著名なIPと連携したNFTプロジェクト推進、規制当局との窓口となる協会運営等を推進してきた。日本のWeb3領域の先駆者として、これまで獲得したノウハウを活用し、ブロックチェーンゲームからWeb3のマスアダプションを一段と推し進めていく。

今回の資金調達により、double jump.tokyoは新たに参加したパートナー企業との事業連携を一層強化していく。SBIグループとはNFTマーケットプレイスをはじめとするWeb3サービスの連携を強化し、ソニーグループとはブロックチェーン「Soneium」上での開発を進め、Web3事業におけるコンテンツやサービスの拡充を図る。

さらに、GateやBingXといった海外暗号資産取引所ともマーケティング連携を強化し、グローバルなWeb3プロジェクトの推進力を高めていく、としている。これらを実現するために、double jump.tokyoは人材・組織体制のさらなる強化を図り、事業展開を加速し、Web3領域でのリーダーシップを一層強化していくという。

今事業年度においては、セガ『三国志大戦』のIPを活用したブロックチェーンゲーム『Battle of Three Kingdoms - Sangokushi Taisen -』のリリースに向けて開発体制を一段と強化し、『三国志大戦』の持つ世界観や魅力をブロックチェーン技術により新しい楽しさ・価値観と共に提供する。

 

■引受先コメント

▼SBIインベストメント株式会社 投資部 マネジャー:橋詰 潤 氏
これまで日本のWeb3ゲーム業界を牽引してきたdouble jump.tokyo社に、株主として支援していけることを大変嬉しく思っております。上野CEOをはじめとする経営陣の幅広い業界ネットワークとエンターテインメントに長けたチームメンバーによって、日々楽しいコンテンツが作られております。間もなくリリースを予定している『Battle of Three Kingdoms - Sangokushi Taisen -』の開発には世界中から優秀な開発者が参画しております。同作品が多くの人に愛されることを大変楽しみにしております。

▼SBIインベストメント株式会社 投資部 マネジャー:大西 一輝 氏
ブロックチェーン基盤から、プライベートチェーン、ゲームコンテンツまで一貫して高いクオリティで開発を行うdouble jump.tokyoチームに魅力を感じ、リード投資をさせて頂きました。
世界No.1のブロックチェーンゲーム『My Crypto Heroes』を制作した実績があるチームで作る『三国志大戦』のIPを活用した最新作『Battle of Three Kingdoms - Sangokushi Taisen -』は、トークンエコシステム、ゲーム性の両方が揃ったグローバルヒットタイトルになると期待しています。

▼ソニーグループ株式会社 事業開発プラットフォーム イノベーションファンド室 統括部長:波多野 和人 氏
double jump.tokyoは日本発のブロックチェーンゲームを牽引してきた実績を持つスタートアップであり、同社の技術力・開発力で今後、エンタメ業界全体のweb3技術の利活用が進むとともに、独自のポジションで成長していくことを期待しています。

▼Taisu Ventures マネージングパートナー:林田 貴士 氏
Taisu Venturesにおいてブロックチェーンゲームは投資戦略の重要な柱の一つであり、double jump.tokyoへの投資は自然な選択でした。革新的なインフラの構築や、日本の大手ゲーム会社との強力なパートナーシップによるゲームタイトルの制作を通じて、同社がブロックチェーンゲーム分野でリーダーシップを発揮している点は、Web3技術の広範な普及を推進するという我々の使命と一致しています。今回の投資は、我々のポートフォリオを強化するだけでなく、ゲーム業界やより広範なWeb3エコシステムの未来を形成する上で重要な役割を果たすことを期待しています。

▼Gate Ventures マネージングパートナー:Kevin Yang 氏
Gate Venturesはdouble jump.tokyoへの戦略的投資家となることを大変嬉しく思います。Web3ゲームは常に我々の中心的な関心事であり、double jump.tokyoはその先見的なリーダーシップ、豊富なIPリソース、そして強力なエンジニアリング能力により、成功へのユニークなポジションを築いていることに加え、チームの情熱とWeb3ゲームの未来に対する揺るぎない信念に感銘を受けています。同社がWeb3ゲーム分野でリーダーとしてさらなる躍進されることに確信を持っております。

▼Bing Ventures Ltd ジェネラルパートナー:Bruce Lan 氏
double jump.tokyoが日本のWeb3ゲーム業界を引き続きリードしていくことを支援できることを非常に嬉しく思います。今回の投資はブロックチェーンの革新を推進することに特化したプラットフォームであるBingXとの戦略的パートナーシップによってさらに強化されます。CEOの上野氏と彼のチームは、エンターテイメントやゲーム分野において強力なネットワークを構築しており、彼らのプロジェクトが革新的であるだけでなく、幅広い魅力を持っていることを確かなものとしています。 卓越したグローバルチームによって開発されている『三国志大戦』IPを活用したブロックチェーンゲームに大いに期待しています。このパートナーシップが、double jump.tokyoの成功を促進するだけでなく、Web3ゲームエコシステム全体の成長にも寄与すると確信しています。

 

■当社コメント

▼代表取締役CEO 上野広伸氏
今回の資金調達は、黎明期から一貫して取り組んできたブロックチェーンゲーム開発およびIPを活用した共同開発、さらにOasysを含むブロックチェーン基盤の開発における当社の実績が評価された結果だと考えています。今回調達した15億円超の資金は、主に大手ゲーム会社とのIPを活用したブロックチェーンゲームの共同開発やブロックチェーン基盤の強化に投資し、提携企業やDAOプロジェクトを通じた基盤プロダクトの発展に注力してまいります。これにより、弊社グループのさらなる成長を促進し、ブロックチェーンゲーム市場を中心としたWeb3のマスアダプションを強力に推進してまいります。

double jump.tokyo株式会社
https://www.doublejump.tokyo/

会社情報

会社名
double jump.tokyo株式会社
設立
2018年4月
代表者
代表取締役CEO 上野 広伸/代表取締役CTO 満足 亮
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