
1月13日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比1609円27銭高の5万3549円16銭でこの日の取引を終え、終値ベースで史上最高値を更新した。高市早苗首相が衆議院解散の検討に入ったと週末に伝えられたことを受けて、高市トレードが再加速したという。アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループなど指数寄与度の大きい値がさ株が買われて指数の伸びをけん引したという。
【主要指数】
・日経225: 53,549.16(+1,609.27)
・TOPIX: 3,598.89(+84.78)
・ドル/円: 158.90(+0.76)
・ダウ: 49,590.20(+86.13)
・ナスダック: 23,733.90(+62.56)
・SOX: 7,674.84(+36.06)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている98銘柄のうち、上昇は38銘柄(39%)、下落は54銘柄(55%)、変わらずは6銘柄(6%)で、売り優勢だった。全体相場が強含んだが、ゲーム関連やエンタメ関連は後場に入って軟調に推移したという。
ゲーム中心にエンタメ系は全体相場に比して冴えない動きが続いているが、株価を安値のまま放置しておくと、会社によっては望ましくない勢力に大量取得されて経営が圧力を受けかねない(実際圧力を受けているケースが散見される)。株価は市場が決めるものだが、市場とのコミュニケーションや株主還元の強化など何らかの対策が求められるのではないか。
特にエンタメ系は、当たり外れがある事業であることもあり、キャッシュポジションを高めにする会社が多い。あるスマホゲーム会社は、機関投資家から「そんなにキャッシュをため込んでどうするつもりなのか。有効活用できないのであれば、自社株買いなどでキャッシュを市場に戻したらどうか」などと面談の際に何度となく提案されたそうだ(そして拒絶したようである)。
さて、大手ゲーム関連を見ると、コナミG<9766>が高く、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が安い。先週末に明らかになった大量保有報告書に関してはファンドのグループ内での株移動に過ぎないため、影響は限定的だった模様だ。また任天堂は1万円を割り込んだ。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、『ARC Raiders』が世界累計1240万本を突破したネクソン<3659>が上場来高値を更新したほか、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が高く、マーベラス<7844>、トーセ<4728>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、ガンホー<3765>、モバイルファクトリー<3912>が高く、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、『バンドリ』の新アプリやパルワールドのカードゲームなどを発表したブシロード<7803>が買われたほか、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、GENDA<9166>も高い。その一方で、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>がさえない。


最後に騰落ランキングを見ると、サン電子<6736>やGENDA<9166>、メガチップス<6875>、SHIFT<3697>、ネクソン<3659>が値上がり率上位となり、ワンダープラネット<4199>、enish<3667>、ANYCOLOR<5032>、クシム<2345>、オーバーラップHD<414A>が値下がり率上位となった。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。