Live2Dは、本日(9月5日)、2Dイラストを立体的に動かすソフトウェア「Live2D Cubism(ライブツーディー キュビズム)」において、Unreal Engineに対応した「Cubism 5 SDK for Unreal Engine R1 alpha 1」をリリースしたことを発表した。
これによりUnreal EngineでLive2Dを使用した開発が行えるようになる(現在はUnreal Engine 5.2、5.3に対応)。
Unreal Engineに対応したCubism SDK for Unreal Engineでは、従来のCubismを使用したLive2D制作ワークフローのままUnreal Engine上での開発が可能だ(一部機能はalpha版時点では利用できない)。また、Unreal Engineのブループリントなどの標準的な機能にも対応している。
■alpha版の目的
alpha版は、その使い勝手や性能をクリエイターに評価してもらい、反映させ、リリース版公開時により良い製品を提供することを目的としている。alpha版を用いて制作した作品はSNSやLive2D公式クリエイターズフォーラムで発表・共有して問題ない。
※alpha版は、機能や仕様が予告なく変更されることがある。そのため、新機能の使い勝手や性能の評価を目的として利用することを強く推奨する。
■開発の流れ
「Live2D Cubism」の開発では、alpha版を試したクリエイターからの意見・要望を通して機能をより良いものへと改良していく。alpha版を公開し、仕様が確定した後にbeta版へ移行する。beta版では不具合などの修正を行い品質の向上に努める。重要な不具合が解消され一定期間経過の後、リリース版を提供する。
▼「Live2D Cubism」とは
Live2D Cubism Editorは、1枚の原画から「2Dによる立体表現」を実現する、2Dモデリングのプロフェッショナルスタンダードツール。イメージ通りのモデリングを実現するパワフルな変形ツールを搭載しており、ゲーム、動画、アプリ、VTuberなど様々な用途に合わせて利用できる。また、Unreal Engineも含めて多様な開発環境をサポートしており、様々なプラットフォームで利用できる。