【ゲームエンタメ株概況(9/11)】1Q決算が5四半期ぶりの営業黒字転換のgumiが6日ぶり反発 「ロメリア戦記」アニメ化決定でIGポートは一時高値更新も一巡後に売られる
9月11日の東京株式市場では、日経平均は7日続落し、前日比539.39円安の3万5619.77円で取引を終えた。米大統領選候補者のテレビ討論会で民主党候補のハリス氏が優位になったとの見方から米国市場安と為替の円高方向への推移が進行し、日経平均は一時下げ幅900円安超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業93銘柄のうち、上昇は7銘柄(8%)、下落は85銘柄(91%)、変わらずは1銘柄(1%)で、下落した銘柄が多数を占めた。
中で、gumi<3903>が6日ぶりに反発した。gumiは、前日9月10日に発表した第1四半期決算において、四半期ベースで5四半期ぶりの営業黒字転換を達成したことが市場の評価材料となったようだ。
また、同じく9月10日に発表した第2四半期決算が海外ソリューションをけん引役に予想を上回る着地となったポールHD<3657>が続伸した。
ほか、エイベックス<7860>やモイ<5031>なども買われた。
半面、GENDA<9166>の下げがきつく、ドリコム<3793>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>も売られた。
IGポート<3791>は、前日9月10日に子会社マッグガーデンがコミカライズを行っている小説「ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~」のアニメ化が決定したことを材料に一時は年初来高値を更新したものの、買い一巡後は売られて反落した。
東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を3050円から3440円に引き上げた東映アニメ<4816>もこの日は利益確定の売りに押されて小反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高522億2500万円、営業利益7億8600万円、経常利益7億5600万円、最終損益6億9200万円の赤字(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791