スマホゲームのキャッチコピーは何がユーザーに最も刺さる?「簡単」「放置」「やり込み」の放置系RPG要素が上位独占 Playioリサーチ調査

スパイスマートは、ゲームユーザー特化型リサーチサービス『Playio Research(Playioリサーチ)』でスマホゲームの説明文やキャッチコピーの中で「興味が湧く言葉」に関する調査を行ったと発表した。

回答比率が30%を超えたのは「簡単」「放置」「やりこみ」だった。「簡単」「放置」の比率が高かった背景としては、「タイパ(タイムパフォーマンス)」という流行語にも代表されるように、ゲームユーザーにもコンテンツやルールの理解に時間をかけず、効率重視でプレイできるものを探しているいう心理が伺える。

 

▲有効回答数 n=843 を母数にした割合

 

実際に、2024年1月以降にリリースしたアプリの中で、Gross(売上)ランキング最高位が20位以内のアプリ19作品を対象にストア説明文・キャッチコピーを比較したところ、今回の調査上位文言が含まれていることが確認できたという。

 

▲2024年1月以降リリース、Gross最高位20位以内アプリとキャッチコピー調査/LIVEOPSIS

 

2023年9月リリース『ドット勇者』や2024年2月リリース『キノコ伝説』の大ヒット以降、直近ヒット作品も「簡単」「放置」を押し出しているゲームが目立つとも指摘した。

一方で、同じく回答数上位の「やり込み」についてはコンテンツの多さや奥行きが求めれていると考えられる。操作は簡単かつ時間を多くとられないが、やることは多いという『放置系RPG』がまさにこの3つの特性を兼ね備えており、現在の多くのヒットに繋がっていると推察できる。

 

 

▲2024年1月以降リリース、Gross最高位20位以内アプリとキャッチコピー調査/LIVEOPSIS

 

また2024年ヒットコンテンツの中には「戦略」というコピーが使われているアプリが多い(画像3参照)。「簡単」と対極にある高い難易度を求めるユーザーも少なくないと考えられる。

 

▲2024年1月以降リリース、Gross最高位20位以内アプリとキャッチコピー調査/LIVEOPSIS)

 

「対戦」「共闘」(※)の回答数については低かった。日本のゲームユーザーはオンライン上で他人と関わり合いを避けるため好まれていないことが要因ではないかと考えられるが、実際には一定数の固定ファンもいることからサブのゲーム要素として打ち出しているゲームも見られるという。

(※)例えば「共に戦う」を「共闘」にカウントする等、同一の意味を持つ文章がある場合はそのキャッチコピーとして扱う。

 

■調査概要

◇ 調査期間 :2024年7月1日~7月3日
◇ 有効回答数:843
◇ 調査内容 :アプリの説明文やキャッチコピーについて興味がわく言葉(選択式・複数選択可)

▼詳しいレポートを希望の方はこちらから問い合わせてほしい
https://playio.jp/research/

株式会社スパイスマート
http://corp.spicemart.jp/

会社情報

会社名
株式会社スパイスマート
設立
2015年7月
代表者
代表取締役 久保 真澄
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