【レポート】『メタファー：リファンタジオ』完成披露会「ワールドメタファーサミット」を開催！　5～6時間遊べる無料体験版も配信開始！

セガ・アトラスは、9 月25 日、都内・品川プリンスホテル アネックスタワー 3FのクラブeXにて、『ペルソナ5:The Phantom X』発表会および『メタファー：リファンタジオ』完成披露会「ワールドメタファーサミット」を開催した。



本稿では、第二部にあたる『メタファー：リファンタジオ』完成披露会「ワールドメタファーサミット」についてのレポートをお届けしていく。本イベントには、以下の開発スタッフやゲストが登壇した。また、MCをフリーライターのマフィア梶田さん、声優の磯村知美さんが務めた。

【登壇者】
橋野桂氏（アトラス）：『メタファー：リファンタジオ』ディレクター
副島成記氏（アトラス）：『メタファー：リファンタジオ』キャラクターデザイナー
目黒将司氏：『メタファー：リファンタジオ』コンポーザー
【ゲスト】
吉村崇さん（平成ノブシコブシ）
長現山妙常寺 住職 本良 敬典さん
TGS2024オフィシャルコスプレイヤー：
主人公（篠崎こころさん）
ストロール（スタンミじゃぱんさん）
ヒュルケンベルグ（有川紗雪さん）
ルイ（ビリーさん）

なお、第一部の『ペルソナ5:The Phantom X』発表会については以下の関連記事にて先んじてレポートをお届けしている。

【関連記事】
・【レポート】『ペルソナ5:The Phantom X』発表会で日本展開を正式発表！　Lyn（稲泉りん）さんによる生ライブも披露！

本イベントは、『メタファー：リファンタジオ』の楽曲で歌唱を務めた長現山妙常寺の住職 本良敬典さんによるライブパフォーマンスで幕を開けた。


▲妙常寺第34世住職である本良さんは、読経とジャズ演奏のコラボで話題の音楽ユニット「南無ジャズ・エクスペリメント」のメンバーとしても活動している。


▲MC務めたフリーライターのマフィア梶田さん（写真左）と声優の磯村知美さん（写真右）。

その後、本作のディレクターである橋野桂氏、キャラクターデザイナーである副島成記氏、コンポーザーである目黒将司氏が登壇。『メタファー：リファンタジオ』がいよいよ10月11日に発売されることについて橋野氏は、「プロジェクトを始めてから随分と時間が経ちましたが、我々としてもようやく発売ができるという想いです。「PROJECT Re FANTASY」というプロジェクト名で始めた頃から応援していただいているファンの方もたくさんいらっしゃると思いますので、まずは感謝を申し上げたいと思います」とコメント。


▲写真左から順に、キャラクターデザイナーの副島成記氏、ディレクターの橋野桂氏、コンポーザーの目黒将司氏。

また、本作において一番の挑戦となったポイントとして橋野氏は、「ペルソナ」シリーズや「真・女神転生」シリーズでは現代劇を作っているので、今回、ファンタジーで0から全てを作らないといけなかった点を挙げた。幻想世界が絵空事ではなく、現代を生きる自分たちにも関係があるものにしたいという想いから、異世界に住んでいる人たちの幻想が我々の世界であるという設定でいこうと思ったときに形になるかなと思ったと当時を振り返った。

一方、副島氏は最初こそファンタジーを作れることに喜んだが、その過程では「どうすれば自分たちらしさが出せるのか」と、自分たちの特徴を見つめ直す機会にもなったと語った。



注目してほしいポイントとしては、橋野氏は「今までのアトラスのRPGとは異なる点として“旅ができる”。これまでアトラスが培ってきたRPGのやり方で旅ができるところを楽しんでほしい」と回答。旅にも始まりと終わりがあるのでノスタルジックな趣もあるほか、新しい街に辿り着いたときのワクワクもあると話した。

また、目黒氏によると今回の録音はかなり大規模なものになったようで、ストリングスの編成も大所帯で収録。そのため、ゲーム内では生々しい弦楽器の音が楽しめるとの話だった。一方、中には目黒氏が打ち込んだストリングスもあるため、ゲーム内で聴き比べて楽しんでほしいと語った。

■『メタファー：リファンタジオ』プロローグ体験版を無料配信決定！

ここで新情報として完成披露会トレーラーを公開。



その中で、9月25日より物語の導入部をまるごと遊べる無料体験版の配信が決定したことが明かされた。さらに、本体験版のデータは製品版に引き継ぐことが可能。ボリュームとしては、プレイ方法によって個人差はあるものの、ストーリー部分が2～3時間、ゲームを自由に動かせるようになってから2～3時間の計5～6時間ほど遊べるようになっているという。あくまでもプロローグになるが、『メタファー：リファンタジオ』の世界の雰囲気やチュートリアルとなる部分は触れるようになっているとの話だった。

■TGS2024の試遊内容を紹介

続いて、9月26日～29日に開催される東京ゲームショウ2024にセガ・アトラスブースに出展予定となっている試遊内容を実機プレイで紹介。3つのRANKの中から今回は「海洋都市での遠征」というモードが選択された。



本作では、複数のルートから行き先を選んでどういう風に旅をしていくかを自分で決めていく。今回は遺跡のルートを選択。道中では、支援者と交流をしたり、鍛冶をしたりできる。



▲支援者との交流では、選択肢が発生する場面も。当たりの選択肢を選ぶとMAGを獲得できる。

アトラスのRPGは主人公が無口という印象があるが、今回はファンタジーの世界観となっているため選択肢を選んだ際などには台詞を入れている部分もある。ただし、考え方としてはこれまでと同様、主人公はプレイヤーの分身であるという考えのもと遊び手が感情移入できる点を大事にしているとの話が展開された。

また、本作には人間以外の種族も多数登場するため、これまでの作品では見られなかった副島氏のデザインも見られるようになっているとのこと。


▲旅を続けていくと町を訪れる場面も。寂れた農村では錆びたアイテムが購入できるが、これはより大きな街に行った際に鑑定することで良いアイテムが手に入るという。



▲深夜には敵の襲撃も。バトルでは、弱点を探りながら戦う「ペルソナ」シリーズらしいところも踏襲していることが分かった。


▲ハイザメと共に料理を作るシーンも公開。料理からはさまざまなバフ効果を得られるとのこと。今回は見られなかったが、船内では洗濯や掃除、読書なども行える。


▲旅の道中では絶景ポイントを発見できることも。こういった思い出の積み重ねがより旅の記憶を濃厚なものにしていく。

時間制限の関係上、今回の実機プレイは遺跡に入ったところまで。実機プレイを体験した梶田さんは、選択した行動によって伸びていくポイントが変わるので人によってどれを選ぶのかが面白いポイントになっていると感想を述べた。少しの時間だったが、これまでの「ペルソナ」シリーズらしいところと、『メタファー：リファンタジオ』で初めて体験できそうな両方のポイントが見て取れた。




その後は、東京ゲームショウ2024での出展内容や今後発売を予定しているグッズの情報を公開。グッズに関しては第一部のレポートでも写真をお届けしているので、ぜひ併せてチェックしてほしい。



▲TGS2024でもらえる大型ショッパーとガリカ マグネット。









イベントの終盤には、トレーラー映像やコスプレイヤーと共に再び本良さんのライブパフォーマンスが行われた。台詞が入ることにより臨場感が増し、ますます本作の発売が楽しみとなるライブとなった。







最後に橋野氏は「今日から体験版が配信されますが、本編にはかなりのプレイボリュームを詰め込んで仕上げています。発売を迎えたら、ぜひ腰を据えて楽しんでいただきたいと思います」とコメント。これで本イベントも終演かというところで、プレス席からイベントの模様を見ていたお笑い芸人・平成ノブシコブシの吉村崇さんがサプライズ登壇。凄いスケールの発表会に寄せられたとのことで、本作への期待を述べた。



▲登場キャラの中ではガリカがお気に入りだという吉村さん。大きな扇子がバブル時代を思い出させると話して会場の笑いを誘った。

（取材・文 編集部：山岡広樹）

■『メタファー：リファンタジオ』

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