カヤック<3904>は、10月10日、子会社カヤックボンドが実戦的なサイバーセキュリティ支援を手掛けるサイバーコマンドと協業し、サイバーセキュリティやサーバーパフォーマンスの向上といった専門知識を習得できるリスキリング支援事業を開始することを発表した。
本事業は、急速に進行するデジタルトランスフォーメーション(DX)や「2025年の崖」に備え、特に開発エンジニアのスキルをシニアレベルに引き上げることを目的とした独自のカリキュラムを提供する。カリキュラム制作にあたり、パフォーマンスチューニングの成果を競うコンテスト「ISUCON」で4回の優勝経験を誇る、カヤックのエンジニアである藤原俊一郎氏が監修協力している。
本事業が提供するリスキリング支援プログラムは、開発段階でパフォーマンスチューニングによる企業システムの最適化やコストダウン、セキュリティリスクを軽減する具体的な技術を習得できる内容となっている。開発エンジニアが現場での課題解決力を高め、システムの効率化やセキュリティ強化に貢献することで、企業の情報流出のリスク回避、コストを抑えた安定運用に繋がることが期待される。
■リスキリング支援事業の目的
今回のリスキリング支援事業は、エンジニアが急速に進化するセキュリティ脅威やサーバーパフォーマンス管理に対応し、企業のITインフラを強化するためのスキルを習得することを目的としている。具体的には、企業における以下のニーズに応える。
①開発エンジニアをシニアレベルに引き上げる
開発エンジニア向けに、セキュリティ強化とパフォーマンスチューニングを学ぶことで、彼らのスキルをシニアレベルに引き上げ、企業の重要プロジェクトにおけるリーダーシップを発揮できる人材へと成長させる。
②セキュリティリスクの軽減
企業のITシステムにおけるセキュリティリスクを最小限に抑えるため、最新のサイバー脅威に対抗できる技術を開発エンジニアに提供し、実践的なスキルを習得させる。
③コストダウンやユーザビリティの高いシステムの提供が可能に
開発エンジニアは、システムパフォーマンスを最適化する方法を学ぶことで、ユーザビリティの高いシステムの提供と運用コストを抑えたシステム開発のスキルを習得することが可能となる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904