IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、8月のディレクター・プロデューサー職採用動向を発表した。
ワークポートによれば、ソーシャルゲームやオンラインゲームで採用ニーズの高い状態が続いており、前月比で10%の増加になったとのこと。早い段階からソーシャルゲームへと事業の舵を切った企業の上場発表や、モバイルコンテンツプロバイダーによるソーシャルゲーム関連の追加増員などが好調を後押ししている。その一方、ソーシャルゲームのサービスが軌道に乗らず苦戦するSAPからの人材流出も見られたという。
また、WEB、モバイル、スマートフォンディレクター・プロデューサー職では、自社サービスを行う企業でソーシャルサービスやコミュニティサービス経験者のニーズの高まりが感じられた、としている。WEBサービスを見る企業の視点がPVやUUから「WEB上で利用者同士がどれだけコミュニケーションを図れるか」という視点に変化していると指摘している。
なお、前月増加傾向にあったパチンコ/パチスロを含むコンシューマーゲームのプランナー・ディレクター・プロデューサー職の求人数は横ばいだった。継続募集の企業が多く、慎重な採用活動が目立った模様。希望者が多いため、新規求人には応募が殺到し、あっという間にクローズするという状況が続いた。
ワークポートでは、今後の見通しについて、ソーシャルゲーム業界ではモバイルの経験やコンシューマーゲームの経験などでの成功例も多くあるが、市場に経験者が増加していることを考えると、今後は経験者に絞って採用する企業が増えていくとの見方を示した。ソーシャルゲーム業界へのキャリアチェンジを考える場合、早い決断が鍵となる、としている。
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