サイバーエージェント、24年9月期のネット広告は増収増益…広告効果にこだわった営業スタイルとAIを中心としたテクノロジー投資の成果

サイバーエージェント<4751>は、この日(10月30日)、2024年9月期のインターネット広告事業の業績について、売上高が前の期比7.6%増の4363億7200万円、営業利益が同21.3%増の222億1700万円と増収増益を達成したことを明らかにした。

説明にあたった藤田晋社長は、広告効果にこだわった営業スタイルとともに、AIを中心にテクノロジーに投資してきた成果が出たためと述べた。AIは、業務効率化だけでなく、広告効果の最大化にも寄与した。

「営業利益率が低下傾向にあった時、市場関係者からこのまま下がるのかと質問を受けた。テクノロジーに大きく投資しているから、それが一巡して成果が出てくることによって回復基調に戻ると申し上げたが、その通り結果が出ている」。

 

同社のネット広告事業は、四半期ごとの売上が安定しているが、これは同業ではみられないものであり、同社の強みと認識しているそうだ。顧客の広告予算頼みではなく、広告効果に特化した営業スタイルが安定性の源泉になっているという。