NEOWIZ、ポーランドのゲーム開発企業であるZAKAZANEとパブリッシング契約を締結

NEOWIZは、本日(11月11日)、ポーランドのゲーム開発企業であるZAKAZANEとパブリッシング契約を締結したことを発表した。投資金額は800万ドルとなる。

なお、AKAZANEはNEOWIZが前年11月ポーランドの開発会社BLANKに投資をして以来、二度目に手を組んだ海外開発会社になる。

■西部ノワール背景としたシングルプレイRPG開発中…人里離れた鉱山村で繰り広げられるミステリー物語

NEOWIZは今回の契約により、ZAKAZANEが初作品として開発中のPC・コンソールゲームのグローバル版権を確保した。西部ノワール背景のシングルプレイRPGで、人里離れた鉱山村に着いた保安官を中心に繰り広げられる物語となっている。

※西部ノワール背景:フランス語で「フィルム・ノワール」=「暗い映画」と呼ばれる虚無的・悲観的・退廃的なテイストを持つ映画作品を指す用語で、アメリカ大陸西部開拓時代を舞台背景にしており、本作ではその2つを合わせて「西部ノワール」と表現している。

■CDPR、11ビットスタジオなどの有名なヨーロッパの開発会社出身の開発者で構成

ZAKAZANEは2022年に設立されたポーランドのワルシャワに所在するゲーム開発会社。『THE WITCHER』シリーズや『Cyberpunk 2077』を制作した「CD Projekt RED」、『This War of Mine』や『Cyberpunk 2077』『Frostpunk』シリーズなどを開発した「11ビットスタジオ(11bit Studio)」出身の開発者で構成されている。

同社は、ヤン・バルトコビッチ(Jan Bartkowicz)が代表を務めており、巧みな開発力を武器として前年9月「ザ・ゲームファンド(The Games Fund)」から100万ドル投資の誘致に成功した経験がある。

■ストーリー中心のゲームを志向・グローバルIP発掘などのNEOWIZの戦略に力を貸してくれるグローバルパートナーとして選定

ZAKAZANEは、NEOWIZが力を入れている「ナラティブ中心のグローバルIP(知識財産権)発掘」「IPフランチャイズ化」に合致する開発会社だと判断しているという。両社は開発している新作の成功的なフランチャイズを目標として長期的な協力関係を築いていく予定だ。また、全世界のゲーマー達に長らく愛されるIPに作りあげて行く計画だという。NEOWIZは今回を機にPC・コンソールのラインアップ拡大とグローバルパブリッシングの強化のチャンスにしようとしている。

▼金 承徹(キム・スンチョル)NEOWIZ共同代表コメント
「今回の契約は両社がナラティブ中心のPC・コンソールゲームを目指すと言う共通のヴィジョンを持っていたため、成立できたと考えています。最適のパートナーであるZAKAZANEとPC・コンソールゲーマー達にプレゼントになるようなゲームをお見せできるように頑張っていきたいと思います」

▼ヤン・バルトコビッチ(Jan Bartkowicz)ZAKAZANE代表コメント
「NEOWIZは私達の開発方向を理解し支持しているゲーム会社であり、個人を越え文化、ビジネスのレベルでゲームの価値が上がっているという考えも一致しており、今回の契約締結はさらに深い意味を持っていると考えています」

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