【ゲームエンタメ株概況(11/11)】DeNAが5日続伸…連日の年初来高値更新 好決算発表のアカツキとソニーグループが買われる スクエニHDは4日ぶり反落
11月11日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比32.95円高の3万9533.32円で取引を終えた。米国市場高を受けて買いが先行する場面があったものの、4万円大台を前に上値は重く、前日終値を挟んでのもみ合いが続く展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業94銘柄のうち、上昇は47銘柄(50%)、下落は42銘柄(45%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうがやや多かった。
中で、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が5日続伸し、連日の年初来高値更新となった。DeNAは、ポケモン、クリーチャーズと共同で開発した新作『ポケポケ』が国内App Store、Google Playのセールスランキングで首位を独走していることが市場の高い評価につながったようだ。
また、決算関連では、第1四半期の赤字決算から一転し、第2四半期決算は増収増益での着地となったアカツキ<3932>が大幅反発し、第2四半期決算がゲームとイメージセンサー、金融の好調で大幅な増益での着地となったソニーグループ<6758>は大幅続伸した。
ほか、ドリコム<3793>やマイネット<3928>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>などが買われた。
半面、スクウェア・エニックスHD<9684>が4日ぶりに大幅反落した。スクエニHDは、第2四半期決算が増益率の縮小などでネガティブな評価を受けたことに加え、外資系証券による投資判断格下げが相次いだことも市場の心理を強く冷やしたようだ。
第3四半期決算を発表するとともに、2024年12月期通期の連結業績予想の下方修正を発表した東京通信グループ<7359>は大幅続落した。
そのほか、決算関連では第1四半期決算が赤字となったNJHD<9421>が安く、決算発表当日まで4日続伸と大きく値を上げていたアイビス<9343>は5日ぶりに反落し、ストップ安した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359