DMM Bitcoinは、この日(12月2日)、廃業すると発表した。これに先立つ11月29日、利用者の口座と預かり資産をSBI VCトレードへ移管することで合意したという。今後、契約締結に向けて両社で協議を継続する。具体的な移管日や移管方法など、本件に関して開示すべき事項を決定した場合には速やかに公表する。
同社は、24年5月31日に当時482億円相当の暗号資産の不正流出が発生したが、現在もその調査を続けており、この間、暗号資産の出庫処理や現物暗号資産の買い注文の受付などのサービスの利用を制限してきたという。このような状況が長引くことは、ユーザーの利便性を大きく損なうと判断した、としている。
こうした状況を踏まえ、ユーザー保護を最優先に考え、同社に開設済みの口座及び預かり資産を他社に移管する決定をした。SBI VCトレードとしたのは、ユーザーの利便性等、様々な検討を重ねした結果と説明している。
この合意により、同社に開設済みの口座及び預かり資産(日本円、暗号資産)は、2025年3月頃を目途に全てSBI VCトレードに移管する予定。なお、レバレッジ取引における未決済ポジションは移管対象外となるため、移管日前の一定の期日までに全て決済する予定。
会社情報
- 会社名
- 合同会社DMM.com
- 設立
- 1999年11月
- 代表者
- 最高経営責任者 亀山 敬司
- 決算期
- 2月