2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D(ライブツーディー)」の研究開発を中心に事業を展開しているLive2Dは、12月3日(火)にLive2Dデータベースを公開した。
■Live2Dデータベースとは
Live2Dを利用した商用作品の情報や、それに関わったクリエイターの叡智を蓄積・共有しているデータベース。Live2Dという『表現分野の発展』という趣旨に賛同し、情報を提供してもらっている。
『Live2Dデータベース』はLive2D Cubismのプロダクトサイト(live2d.com)内に存在している。Live2D Cubismのプロダクトサイトは月間平均20万のセッション数があり、Live2Dや2Dアニメーションに強い興味を持つ国内外の広いユーザーが訪れている。
Live2Dはゲーム作品をはじめとした様々な商業作品で採用されているが、中にはサービスの終了などの理由で作品自体が遊べなくなるだけでなく、Live2D利用シーンを含むゲーム内の映像表現(演出やエフェクト、キャラクター等のビジュアル)にアクセスすることができなくなってしまうものも多くある。また、エンドロールなどが一般的なアニメや映画と異なり、ゲーム作品では、開発や制作に携わったスタッフやスタジオ、開発環境、使用ツールなどの情報が見えにくいという課題も。
現在、Live2Dを採用している商用作品は400タイトルを超えた。Live2Dデータベースは、過去、現在、そして未来のLive2D作品に関する情報や、それに関わったクリエイターの叡智を記録し、世の中のクリエイターに共有することで、Live2Dという表現分野の発展につなげることを目的としている。
また、今後のデータベースの充実のためにはLive2D採用作品のオーナー企業の協力が欠かせない。同社は「ぜひ『Live2Dという表現分野の発展』という趣旨にご賛同頂き、ご協力いただけますと幸いです。」としている。
■「タイトル」ページ
「タイトル」ページではLive2Dを採用した商業作品を一覧で表示している。
■「利用シーン」ページ
「利用シーン」ページでは、採用された商用タイトルの中からLive2D使用画面のスクリーンショットを一覧で表示している。シーン画像から個別ページへの遷移が可能。
■「制作スタジオ」ページ
「制作スタジオ」ページでは、Live2Dの制作を行うことができる企業を一覧で表示している。Live2Dを採用したい企業とLive2Dの制作の依頼を受けたい企業のマッチングにつながればと考えている。
株式会社Live2Dについて(リリースより)
私たちは、2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D」を中心に事業を展開しています。
「Live2D Cubism」のソフトウェアライセンス販売、Live2Dの制作と表現研究を行う「Live2D Creative Studio」、Live2Dのイラスト・モデルの売買やオーダーメイド取引ができる公式マーケットプレイス「nizima」、Live2D公式のVTuber向けフェイストラッキングアプリ「nizima LIVE」、"Live2Dのプロ"になるためのオンライン講座「Live2D JUKU」と事業の拡大を続け、さらに株式会社アニプレックスと業務資本提携を行い、長編アニメーション映画制作プロジェクトを開始しました。
現在「Live2D」は、ゲームやアプリ、VTuber、教育など国内外の様々な領域で利用・評価され、今ではみなさまの身近なところで目にする機会も増えています。「クリエイターが描きたい通りに描き、動かしたい通りに動かす」私たちが目指すこの夢に向かって日々精進して参りますので、今後の「Live2D」の進化にご期待ください。
【株式会社Live2D】
・Webサイト:https://www.live2d.jp
【Live2D Cubism】
・Webサイト:https://www.live2d.com
【Live2D Creative Studio】
・Webサイト:https://www.live2dcs.jp
【nizima】
・Webサイト:https://nizima.com
・X:https://x.com/nizima_official
【nizima LIVE】
・Webサイト:https://docs.nizima.com/promotion/nl92316
【Live2D JUKU】
・Webサイト:https://juku.live2dcs.jp