サイバーエージェント、インターネット広告事業でショートドラマのタイアップ広告プロデュースに特化した専門組織「縦ドラ」を新設

サイバーエージェント<4751>は、インターネット広告事業において、ショートドラマのタイアップ広告プロデュースに特化した専門組織「縦ドラ」を新設したことを発表した。

ショートドラマ制作会社各社と協業し、同社の広告効果最大化の追求に特化したクリエイティブ制作スタジオ「極AIお台場スタジオ」を活用することで、ショートドラマの表現の幅を拡げるとともに撮影の効率化、また同社の強みである広告効果の最大化の実現を、制作会社および広告主企業に提供していく。

動画メディアが普及しスマートフォンをはじめとする動画視聴が一般化するなか、縦型ショート動画の視聴が急増しており、縦型動画が主に投稿される「TikTok」「YouTubeShorts」「Instagram」を中心に視聴者数が伸びている。さらに、縦型ショートドラマ市場は世界的な急成長を遂げており、昨年2023年には縦型ショートドラマの世界市場規模が55億ドルに、また2029年には2023年の10倍成長となる566億ドル(約8.5兆円)に達すると予測されている。また、国内の縦型動画広告市場においては、2024年に773億円、2027年には1942億円に達すると予測される。

縦型動画広告は、1分以内~3分以内の尺が主流であり、スマートフォンの画面占有面積が大きいため利用者が没入感を感じやすいことから、動画内容に興味・関心を持ちやすい傾向にあり、伝えたいメッセージが届きやすいという特徴があります。また、“タイパ”を重視し広告をスキップする傾向にあるZ世代の生態系と相性がよく視聴が急拡大している。

このような背景の元、同社では早期より動画広告および縦型ショート動画広告に特化した各種専門組織の立ち上げ運用や、タレント・インフルエンサーなどのSNS上の活躍を支援する専門組織「おもしろ企画センター」、また広告効果最大化の追求に特化したクリエイティブ制作スタジオ「極AIお台場スタジオ」の設置などさまざまな取り組みを通じて、企業のマーケティング支援を行ってきたが、今回新たに、ショートドラマのタイアップ広告プロデュースに特化した専門組織「縦ドラ」を設立した。

本組織では、ショートドラマ制作会社各社と協業し、同社の「極AIお台場スタジオ」を活用することで、企画・制作を手掛けるショートドラマの表現の幅を拡げるとともに撮影の効率化・生産性の向上、また当社の強みである広告効果の最大化の実現を、制作会社および広告主企業に提供していく。

ショートドラマのタイアップ広告の企画・制作においては、本組織内の専属プロデュースグループを介して、パートナーであるショートドラマ制作会社や著名プロデューサー、クリエイターを案件に応じてアサインしコラボレーションしていく。なお、ショートドラマで人気の出演者のほか、「ABEMA」出演者や人気のインフルエンサー、芸能人などのキャスティングも行う。

動画制作においては、「極AIお台場スタジオ」を活用することで、国内最大規模のLEDウォールやAI・CG技術を活用しながら、さらなる表現の幅を拡げた映像クオリティを実現するとともに広告効果の向上を図っていくことが可能となる。

同社の強みであるSNS各媒体のアルゴリズムを熟知した運用ノウハウ、クリエイティブ力、サイバーエージェントグループが保有する豊富なエンターテインメントおよびプロモーション実績などの制作技術を活かしながら、テレビドラマやテレビCMとは異なる縦型ショートドラマの成功に不可欠な「SNS上でバズる」ことに加えて、高い広告効果を実現するプロモーションを、企画・制作から広告配信、効果改善まで一気通貫で支援していく。

なお、今後より多くのショートドラマ制作会社との協業を予定している。企業のタイアップ広告案件をともに手掛けるとともに、「極AIお台場スタジオ」を活用しながら、クリエイターの表現の幅を拡げ、広告効果に繋がるショートドラマの制作を行っていく。

同社は今後も、AIを活用した新しい広告クリエイティブの価値提供を行うとともに、広告効果最大化するショートドラマのタイアップ広告を通じて、広告主企業のみなさまのブランド価値の向上および売上増加に尽力していくとしている。

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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