12月24日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比124円49銭安の3万9036円85銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株高を受けて堅調な始まりとなったものの、前場途中からマイナスに転じ、一時165円58銭安の3万8995円76銭まで売られる場面があった。クリスマス休暇で海外勢が少ないうえ、手がかり材料にも乏しく見送りムードが強まった。
【主要指数】
・日経225: 39,036.85(-124.49)
・TOPIX: 2,727.26(+0.52)
・ドル/円: 157.09(-0.07)
・ダウ: 42,906.95(+66.69)
・ナスダック: 19,764.89(+192.29)
・SOX: 5,118.75(-124.49)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は37銘柄(39%)、下落は54銘柄(56%)、変わらずは5銘柄(5%)で、下落した銘柄の方が多かった。
主力株が手掛かり難のなか、短期資金が個別材料株や中小型株に向かい、アクセルマーク<3624>がストップ高まで買われた。前日12月23日にトレーディングカードのFCサイトの運営を手掛けるcraftyの買収に向けた協議の開始に合意したことを発表したことが材料視されたようだ。モブキャストホールディングス<3664>も大幅高。
カバー<5253>が大幅続伸。「ホロアース」のアップデートを実施し、サンドボックスゲームのプレイエリア「シミュレーションルーム」をオープンフィールドにアップデートしたことなどを発表したことが手がかり材料となったもようだ。
セガサミーホールディングス<6460>が続伸。東和ピクチャーズが前日、映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』について、12月20日~22日の週末3日間の北米週末興行収入6200万ドル=96億7000万円で首位だったと発表したことが好感されたもようだ。
メガチップス<6875>が続伸し年初来高値を更新した。みずほ証券が同社株のレーティング「買い」の継続とし、目標株価を5800円から7000円に引き上げたと観測されている。
任天堂<7974>も続伸。大和証券が同社株のレーティング「3」の継続とし、目標株価を8300円から9000円に引き上げたと観測されている。ただ、前場終値は9208円と時価は目標株価を上回る水準で推移している。
他方、IGポート<3791>が大幅反落。同社の子会社WIT STUDIOがCloverWorksとともに制作を担当するTVアニメ「SPY×FAMILY」のシーズン3が2025年10月より放送開始となることが決定したと発表したことを受けて前日買われたが、この日は利益確定の売りに押された。
このほか、enish<3667>やオルトプラス<3672>、カヤック<3904>、ワンダープラネット<4199>、monoAI technology<5240>、GLOE<9603>が年初来安値を更新した。