24年の国内家庭用ゲームの市場規模(速報)は25.4%減の3013億円…ハードは30.3%減の1894億円、パッケージは17.9%減の1119億円

「ファミ通」は、この日(1月16日)、2024年の国内家庭用ゲームの市場規模(速報値)について、前年同期比25.4%減の3013億2000万円だったと発表した。内訳を見ると、ハードは同30.3%減の1894億円、ゲームソフト(パッケージ版のみ)は同17.9%減の1119億2000万円だった。

ハード市場では、年間310.9万台(3機種合計)を売り上げたNintendo Switchが首位を獲得した。通常版本体の価格改定や上位モデルが登場したプレイステーション5は、年間で145.4万台を販売した。

・Nintendo Switch ※1
メーカー名:任天堂
発売日:2017年3月3日
推定年間販売台数:310万9103
推定累計販売台数:3489万5759

・プレイステーション5※2
メーカー名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売日:2020年11月12日
推定年間販売台数:145万4149
推定累計販売台数:641万9006

・Xbox Series X|S ※3
メーカー名:日本マイクロソフト
発売日:2020年11月10日
推定年間販売台数:11万7594
推定累計販売台数:65万7701

・プレイステーション4※4
メーカー名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売日:2014年2月22日
推定年間販売台数:1万3728
推定累計販売台数:950万4787

※1:Nintendo Switch Lite、有機ELモデルを含む合計値。
※2:プレイステーション5デジタル・エディション、プレイステーション5Proを含む合計値。
※3:Xbox Series X デジタル・エディション を含む合計値。
※4:プレイステーション4Proを含む合計値。

 

パッケージソフト市場では、『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』(任天堂/2024年10月17日発売/Switch)が95.4万本を売り上げ、年間ソフトランキングのトップに立った。特に年末の需要で大きく販売を伸ばした。

Nintendo Switch版が2位にランクインした『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(スクウェア・エニックス/2024年11月14日発売/Switch・PS5)は、15位のプレイステーション5版とあわせて、2機種合計で116.1万本を販売した。パッケージだけの合算で、2024年唯一のミリオンタイトルとなった。

2025年は、『モンスターハンターワイルズ』(カプコン/2025年2月28日発売予定/PS5)や『Pokemon LEGENDS Z-A(ゼットエー)』(ポケモン/2025年発売予定/Switch)などの新作発売に加え、任天堂の最新機種の発表も予定されており、家庭用ゲーム市場の動向に大きな注目が集まっている。

 

 

※ソフトはパッケージ版(ダウンロードカード、本体プリインストール版を含む)のみの推計(ダウンロード販売、追加コンテンツ、アイテム課金などのデジタル決済は含まず)
※集計期間は2024年1月1日~2024年12月29日。
※本調査データは、KADOKAWAグループのシンクタンクである角川アスキー総合研究所が調査し、KADOKAWA Game Linkage に提供している。

株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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