年間平均トップ100アプリにうち新作20タイトル以上となったのは2020年以来 海外発タイトルが調査開始以来初めての過半数超え スパイスマート調査

スパイスマートは、2024年のスマホゲーム市場動向を総括する振り返り調査を行い、その調査結果を発表した

この調査は毎年スパイスマートで行っているもので、スマホゲーム市場の1年を総括して振り返るものとなる。日本App Storeにおけるセールスランキングにおいて、スパイスマートの独自集計に基づき各年の年間平均トップ100アプリを算出し、タイトル傾向をさまざまな角度から分析している。今回はその調査で明らかになったタイトル傾向を一部紹介する。

◆トップ100における新規タイトルランクイン本数

トップ100のうち新規タイトルが20タイトル以上となったのは2020年以来となる。『Pokemon TCG Pocket』がトップを独走しました。また『学園アイドルマスター』など日本発IP作品や韓国WEBTOON発の『俺だけレベルアップな件:Arise』もヒットした。『ゼンレスゾーンゼロ』や放置系RPG『キノコ伝説』などが注目されたほか、『Wizardly』『ラグナロク』などPCゲーム発作品も人気となった。

一方で、2025年で運営10年以上となるタイトルは24タイトルとなり、長寿作品が粘り強い人気を誇る日本市場の特徴といえる。

◆トップ100に占めるIPタイトル傾向

トップ100のうち40タイトルがIP関連。近年は40タイトル前後で安定しており、IPタイトルの安定的な強さが見て取れる。

傾向としては、「ポケットモンスター」「ドラゴンクエスト」など日本発の家庭用ゲーム原作作品だけでなく、海外PCゲーム原作も含めたゲーム原作の作品が24タイトルを占めました。その一方で「ドラゴンボール」や「ワンピース」など長寿のアニメ原作の長寿作品人気も根強く見られる。

◆トップ100の地域別分布傾向

海外発タイトルが53と、調査開始以来初めての過半数超えとなった。主に中国ゲーム企業が開発をおこなっている放置RPGやストラテジーゲームが人気を博していることに加えて、本格RPGタイトルが増えてきたことが背景と考えられる。

『原神』『ブルーアーカイブ』『崩壊:スターレイル』などのRPG作品では、ゲームシステムだけでなくSNSでのキャラクターへの反響が高く、世界観やキャラクターの人気が定着していることが「SNSから見るヒット傾向」調査からも分かった。

なお、レポート全文の閲覧は「LIVEOPSIS(ライブオプシス)」で行うことが可能だ。

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株式会社スパイスマート
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会社情報

会社名
株式会社スパイスマート
設立
2015年7月
代表者
代表取締役 久保 真澄
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