IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、8月のデザイナー職採用動向について、新規求人は前月比で10%程度減少したものの、勢いは持続していると発表した。自社メディア系求人の積極的な採用活動が目立ったという。
全体の内訳では、自社メディア・自社サービスの求人が65%、クライアントワークが35%と、前月とほぼ同じ比率。また、当月と前月に募集を開始した求人のうち50%が当月中にクローズとなり、募集期間が短い傾向は続いている。
なお、SAPはソーシャルアプリ・ソーシャルゲームの黎明期をいかに戦ってきたかで明暗が分かれ、デザイナーの求人数にも偏りが出始めたと指摘。好調なSAPでは、デザイナーの求人はもちろん多数の職種で求人を出しており、これが見極めのポイントとなると指摘している。
ワークポートでは、今後の見通しについて、ソーシャルアプリ・ソーシャルゲーム激戦期を勝ち抜いたSAPと、苦戦を強いられたSAPの差が拡大しており、前者は積極的な採用活動を続けており、求人数の分布が成功しているSAPを見極めるひとつのバロメータともなっているとのこと。現在、デザイナーだけでなく多数の職種での求人を出しているSAPは、今後も好調を維持していくとの見方を示した。
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