1月22日の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前営業日比618円27銭高の3万9646円25銭でこの日の取引を終えた。トランプ米大統領が人工知能向けの巨額な民間投資を発表するとの報道を受けて指数寄与度の大きい半導体関連を中心に買われた。
【主要指数】
・日経225: 39,646.25(+618.27)
・TOPIX: 2,737.19(+23.69)
・ドル/円: 155.90(+0.39)
・ダウ: 44,025.81(+537.98)
・ナスダック: 19,756.78(+126.58)
・SOX: 5,378.50(+618.27)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は43銘柄(45%)、下落は44銘柄(46%)、変わらずは9銘柄(9%)で、下落した銘柄の方が多かった。主力株に資金が向かったため、ゲーム・エンタメ関連は物色の対象になりづらかったようだ。
個別では、ANYCOLOR<5032>が続伸し株価3000円の大台を回復した。野村證券が同社株のレーティングについて新規「Buy」、目標株価3800円でカバレッジを開始したとの観測が出ており、手がかり材料視されている。
同じく野村がカバレッジを開始したカバー<5253>も続伸。野村證券が同社株のレーティングについて新規「Buy」、目標株価3400円でカバレッジを開始したとの観測が出ている。
トランプ米大統領が暗号資産取引に関連する規制を緩和するとの思惑からクシム<2345>が昨年来高値を更新し、ドリコム<3793>やgumi<3903>も堅調。ディー・エル・イー<3686>も続伸。TikTokの代替アプリ「TRILLER」を運営するTRILLERに投資していることから思惑が出ているという。
任天堂<7974>が続伸。Nintendo Switch2の発売時期を発表以来、利益確定の売りに押されていたものの、押し目買いが入っている模様。
同様に、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>も押し目買いのが入っているようだ。『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』の業績寄与への期待が大きく株価も底堅さを見せている。
このほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が昨年来高値を更新し、まんだらけ<2652>が昨年来安値を更新した。