クルーズ、ゲーム事業(GameFi事業)からの撤退を発表 Studio Zは全株式をboatに2億円で譲渡 CROOZ Blockchain Labは解散・清算へ
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クルーズ<2138>は、ゲーム事業(GameFi事業)から撤退することを発表した。
連結子会社Studio Zが同社に対して配当を実施後、6月2日付でその全株式をboatに2億円で譲渡する。併せて、 同じく連結子会社のCROOZ Blockchain Labの解散および清算を決定した。なお、この株式譲渡完了をもって、Studio Z代表取締役の古瀬祥一氏はクルーズの取締役を辞任する。
同社グループは、IT人材業界におけるエンジニア人材の不足という市場課題を解決することを主としたシステムエンジニアリング事業(SES事業)を中心に、人材×IT領域を対象として事業展開を行っているITアウトソーシング事業をメイン事業としている。
そして、ゲーム事業については、これまで大きな利益を期待してチャレンジを行ってきたが、リリースした新作タイトルが思うような成果が得られず、開発費が吸収できなかったことで、2025年3月期に約8億7200万円の損失となった。 ゲーム事業は当たれば大きな利益が獲得できるポテンシャルがあるが、先行きが読み辛く、またゲーム開発には巨額の投資が必要である中で、事業の選択と集中の観点からゲーム事業から撤退し、今後も成長が見込まれるITアウトソーシング事業やAda.事業に経営資源を集中させることが同社グループ全体の成長に寄与すると判断した。
GameFi事業セグメントは、Studio ZとCBLの2社により構成されているが、Studio Zの全株式譲渡に先立ち、CBLが受託している『PROJECT XENO』の企画・開発・運用業務はStudio Zに事業譲渡しており、CBLを清算することを決定した。この株式譲渡および清算をもって、ゲーム事業から完全撤退することになる。
なお、この株式譲渡と清算により、2026年3月期の第1四半期に関係会社売却益2000万円と関係会社株式売却損3000万円を計上する見込みだ。


会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高141億9100万円、営業損益10億2500万円の赤字、経常損益8億3700万円の赤字、最終損益5億3000万円の赤字(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- StudioZ株式会社
- 設立
- 2016年11月
- 代表者
- 代表取締役 池幡 賢
- 決算期
- 3月


