1月30日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比99円19銭高の3万9513円97銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場の下落を受けて売り優勢で始まったが、アドバンテストや東京エレクトロンが買われて指数をけん引した。ただ、積極的に上値を追う動きは限定的だったという。
【主要指数】
・日経225:3万9513.97(+99.19)
・TOPIX:2781.93(+6.34)
・ドル/円:154.50(-0.76)
・ダウ:4万4713.52(-136.83)
・ナスダック:1万9632.32(-101.26)
・SOX:4918.10(+99.19)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は44銘柄(46%)、下落は48銘柄(50%)、変わらずは4銘柄(4%)で、下落した銘柄の方が多かった。
サイバーエージェント<4751>が昨年来高値を更新。前日1月29日に発表した第1四半期決算がABEMAの損失改善などで大幅な増益での着地となったことが市場の評価につながっているもようだ。
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が反発。本日1月30日に、ポケモン、クリーチャーズと共同開発したアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』に2つの新拡張パック「時空の激闘 ディアルガ」「時空の激闘 パルキア」が登場する予定であり、『ポケポケ』の収益が再び拡大することを期待した買いが入る形になっているようだ。
コーエーテクモホールディングス<3635>が反発。岡三証券が投資判断「強気」を継続し、目標株価を1950円から2400円に引き上げたことが株価の下支えとなっているようだ。
カプコン<9697>が反発。前日発表した第3四半期決算は減収減益での着地となったものの、2月28日に発売予定の大型新作タイトル『モンスターハンターワイルズ』への期待から、同社が予想を据え置いた通期計画の達成確度は高いとみる向きが優勢なようだ。
モバイルファクトリー<3912>は小反落。24年12月期の決算発表とともに、発行済株式総数の5.8%に当たる43万5000株、4億200万円を上限とした自社株買いを行うと発表した。昨年来高値を更新したが、利益確定の売りに押された。
このほか、バンダイナムコホールディングス<7832>やタカラトミー<7867>、任天堂<7974>、サンリオ<8136>、東宝<9602>などが高値を更新した。