アイビス<9343>は、この日(1月31日)、AI 音声合成技術関連事業を展開するテクノスピーチの全株式の取得が完了し、子会社化したと発表した。テクノスピーチの大浦圭一郎氏と徳田恵一氏は引き続き代表取締役の役職から変更はないとのこと。
アイビスは、イラスト制作アプリ「ibisPaint」の世界展開を成功させており、現在、日本企業発のアプリとして世界第3位、欧米第1位のアクティブユーザー数を誇る(累計3億7千万ダウンロード)。その実績を背景に、テクノスピーチが展開する音声創作ソフト「VoiSona」をはじめとする事業とのシナジーが見込まれ、両社が共に歩むことで更なる発展を目指していく所存。アイビスとの協業により、クリエイター向けのサービス強化や、Z世代を中心としたB2C音声合成市場へのアプローチを積極的に進めていく。特に、イラストと音声という双対的な表現を活かし、既存の「VoiSona」ユーザー層だけでなく、新たなクリエイター層への価値提供を目指す。
また、テクノスピーチは、国立大学法人名古屋工業大学発のベンチャーとして創業し、これまでに業務用カラオケ機器「JOYSOUND」やゲームソフト「プロ野球スピリッツ2024-2025」、音声創作ソフトウェア「CeVIO AI」、電子キーボード「Casiotone(カシオトーン)」等に音声合成・歌声合成技術の導入を進めてきた。今回のグループ参画により、エンジニアを中心に人材採用と陣容拡大を行い、開発拠点の整備を進めるとともに、プロダクト開発とビジネス開発の両面を進めていく。
会社情報
- 会社名
- アイビス