【ゲームエンタメ株概況(2/5)】バンダイナムコHDが後場に入って急騰…通期業績予想の増額や自社株買いを発表で 任天堂は続伸

2月5日の東京株式市場では、日経平均は小幅続伸し、前日比33.11円高の3万8831.48円で取引を終えた。朝方は前日の米国市場高や好決算銘柄の物色の流れから上げ幅300円超に達した場面もあったが、日銀の追加利上げ観測から為替が円高方向に振れたこともあり、次第に上げ幅を縮小した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は64銘柄(67%)、下落は24銘柄(25%)、変わらずは8銘柄(8%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、バンダイナムコHD<7832>が後場に入って急騰した。バンダイナムコHDは、前場引け後に第3四半期決算を発表するとともに、通期業績予想の上方修正や自社株買い、中期経営計画など複数の好材料を発表したことが株価を強く刺激したもようだ。
また、任天堂<7974>が続伸した。任天堂は前日2月4日に第3四半期決算を発表するとともに通期業績予想の下方修正を発表したものの、市場ではある程度想定済みとして冷静な反応を示す形になったようだ。
そのほか、コナミグループ<9766>など大手ゲーム株が総じて高く、テンダ<4198>は3日続伸して終値ベースで4ケタ大台乗せを達成した。
半面、東映アニメ<4816>が売られ、先日発表したCAICA DIGITALとの資本業務提携の解消などが嫌気されたクシム<2345>がストップ安した。
coly<4175>やenish<3667>などもさえない。

会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832