スクエニ、第3四半期のHDゲームは営業益70%増の46億円 『ドラクエ3』想定上回るヒット 10-12月だけで58億円稼ぐ 開発費や償却費負担減も
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、この日(2月7日)、第3四半期累計(24年4~12月)のHD(High-Definition)ゲームの業績について、営業利益が前年同期比70.3%増の46億円だったことを明らかにした。
その要因として、2024年11月に発売した『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(ドラクエ3)』が当初想定を上回るヒットとなったことを主な要因としてあげた。スクウェア・エニックスは昨年12月に販売本数が200万本を突破したとのアナウンスを出していた(関連記事)。開発費の償却負担や広告宣伝費が減ったことも一因。
ちなみに四半期別の営業利益の推移を見ると、9月中間期の段階で12億円の赤字を計上していたことを考えると、『ドラクエ3』が発売された第3四半期だけで58億円の営業利益を稼いだことになる。
ただ、売上高については同10.1%減の600億円だった。前年同期は『FINAL FANTASY XVI』『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』を発売していた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684