
2月25日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比539円15銭安の3万8237円79銭でこの日の取引を終えた。米国市場でのハイテク株の下落や為替の円高を嫌気し、一時645円安まで売られる場面があった。エヌビディアの決算発表を控えていることもあり、値がさハイテク株の下落が目立った。
【主要指数】
・日経225: 38,237.79(-539.15)
・TOPIX: 2,724.70(-11.83)
・ドル/円: 149.63(-0.10)
・ダウ: 43,461.21(+33.19)
・ナスダック: 19,286.93(-237.08)
・SOX: 5,003.54(-539.15)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は27銘柄(28%)、下落は67銘柄(70%)、変わらずは2銘柄(2%)で、下落した銘柄の方が多かった。決算発表シーズンが終わったため、全体的に手がかり材料に乏しかった。
個別では、カバー<5253>が3日ぶりに反発。前週末2月21日にVTuberグループ「ホロライブプロダクション」のトレーディングカードゲーム「hololive OFFICIAL CARD GAME」英語版を2025年内にリリースすると発表したことが市場の関心を集めたようだ。

なお、日本語版同様に販売/運営協力を行うことが明らかにされたブシロード<7803>も続伸し、昨年来高値を更新した。

CRI・ミドルウェア<3698>が大幅続伸し、2月14日の記録した昨年来高値に面合わせ。2月13日に発表した第1四半期決算で、売上高が前年同期比28.1%増の8億6100万円、営業利益が同277.8%増の1億3600万円と大幅増益を達成したが、好業績を好感した買いが入った模様。
このほか、アイビス<9343>やまんだらけ<2652>、イオレ<2334>など決算発表後に大きく下げた銘柄に自律反発狙いの買いが入ったようだ。アルファポリス<9467>やテイツー<7610>などにも押し目買いが入った。

他方、サイバーステップ<3810>が大幅続落。2月12日に昨年来高値435円を付けたあと、利益確定の売りに押されている。ビーグリー<3981>やIGポート<3791>、サン電子<6736>、gumi<3903>などもさえない。

アカツキ<3932>は利益確定の売りに押されたもよう。2月20日に新作『トライブナイン』をリリースしており、前週末に昨年来高値を更新していた。同様に『Disney STEP』のサービス開始日を発表して前週末に買われたドリコム<3793>も反落。

