シンガポールの独立系ゲーム開発会社であるVirtuosは、本日(3月12日)、韓国のソウルにスタジオを開設することを発表した。
今回の設立は、韓国のゲーム開発者とパブリッシャーとの協力関係を深めるという、Virtuosの長年の思いから実現したものとなる。Virtuosソウルスタジオは、韓国のクライアントと世界各地にあるVirtuosのゲーム開発スタジオとの連携を担い、クリエイティブおよびデザイン分野の機能を強化していく予定だ。
2009年以来、Virtuosは韓国のゲーム開発スタジオのトップ10の半数以上と提携し、『クロスファイア』『デイヴ・ザ・ダイバー』『PUBG』『Stellar Blade』などといった、高い評価を受けた作品に貢献している。
Virtuosソウルスタジオでは、業界で20年の豊富な経験を持つユン・“ショーン”・スンファン(Seunghwan “Sean” Yoon)氏がゼネラルマネージャーを務める。ショーン・スンファン氏はKabamのシニアプロデューサーやWebzenのマネージング・ディレクターなど、様々なスタジオで重要な役割を担ってきており、アジア、ヨーロッパ、北米での実績は、異文化間の効果的な連携を促進するエキスパートであることを示すものとなっている。ショーン・スンファン氏はVirtuosの北アジア担当マネージング・ディレクター、フィリップ・アンジェリー(Philippe Angely)氏の直轄となる。
▼Virtuosソウルスタジオゼネラルマネージャー ショーン・スンファン氏コメント
「ゲームは韓国の文化に深く根付いています。韓国は世界第4位のゲーム市場として、これまで数々の世界的なヒット作を生み出し、現在もゲーム業界の主要なハブとして位置づけられています。ソウルにスタジオを設立することで、Virtuosは韓国のゲーム開発会社が抱える問題に取り組むことが可能になり、共同開発や 連携をより緊密にすることができます。私たちは、より多くの韓国ゲームを世界市場に送りだすこと、また逆に世界のゲームを韓国市場に届けることで、韓国のスタジオの新たな顧客を増やし、プレイヤーに新たなコンテンツを提供できることを楽しみにしています」
Virtuosソウルスタジオは韓国のクライアントとVirtuosのグローバルな制作チームとの連携を促進し、韓国独自の文化と市場のニーズに対応する戦略的な拠点として位置づけられている。チームの中心には、ショーン・スンファン氏のほかに、あらゆるプラットフォームとジャンルのゲーム開発で20年以上の経験を持つ開発ディレクターのリー・キョンジン(Kyungjin Lee)氏が在籍している。リー・キョンジン氏はこれまで、LINE GAMESのクリエイティブ・ディレクターやSoftmaxのキャラクター・ディレクターなどを歴任してきた。
さらに、シニアビジネス開発マネージャーのス・サンウォン(Sangwon Suh)氏とエグゼクティブ・プロデューサーのワン・ユーファン(Wang Yufang)氏は、韓国におけるVirtuosの顧客パートナーシップとプロジェクト管理において、それぞれ10年の経験を有している。これらのメンバーは経験豊富で多言語対応可能なチームの中核を成しており、韓国と世界のゲームスタジオとの効果的な協力体制を整えていく。
会社情報
- 会社名
- Virtuos(ヴァーチャス)