タニタは、SNKとコラボレーションし、1990年代に登場したSNKのゲームプラットフォーム「NEOGEO」のアーケード筐体をデザインに落とし込んだデジタル温湿度計の商品化を目指すクラウドファンディング(CF)プロジェクトを実施することを発表した。
本商品は、往年のゲームファンが手元に置きたいと思えるアイテムとするため、ゲーム筐体と同様のボタンやレバーを配するとともに、SNKの主要ゲームタイトルの音声を再生できる機能などを盛り込んだ。商品自体がリターンとなる購入型のCFとして実施し、目標支援金額は500万円。これを達成した場合、10月から支援者に商品を発送する予定だ。
タニタでは健康づくりに関心の薄い層へのアプローチとして、アニメやゲームなどのIP(知的財産)を活用した商品展開を進めている。今回CFで商品化を目指す、SNKとコラボしたデジタル温湿度計「TT-CU-MVS NEO19モデル」もその一環となる。往年のゲームファンになじみ深い「NEOGEO」のアーケードきょう体をデフォルメしつつ実機の約7分の1(幅約97mm×高さ約129mm×奥行約115mm)サイズで再現。手元に置きたくなる、触りたくなるコレクション性の高いアイテムとした。
特徴的なのは温湿度計の設定や操作を、本物の筐体と同様のボタンやレバーで行えること。さらに、新たな試みとして音声再生機能を搭載しており、SNKの人気ゲームタイトル『THE KING OF FIGHTERS '95』『餓狼伝説SPECIAL』『真サムライスピリッツ』『メタルスラッグ3』の4種類のタイトル関連曲・音声が再生できる。特に『メタルスラッグ3』のタイトル音源は実際のゲームでは未使用となっており、今回が初めての公開となる。
「TT-CU-MVS NEO19モデル」はコアターゲットがある程度限定されることを踏まえ、CFによる商品化を目指す。CFはCAMPFIREが運営するプラットフォーム「CAMPFIRE」上で実施する。商品自体がリターンとなる購入型CFで、支援金額は1口1万1900円(税・送料込み)。これに加え、パソコンや「TT-CU-MVS NEO19モデル」本体に貼れるゲームの「遊び方帯シール」(大小各2枚セット・3種類、大小各1枚+ELステッカー1枚セット・1種類)も、1口2450円(税・送料込み)で募集する。目標支援金額は500万円で、募集期間は3月25日午後8時から4月28日午後11時59分まで。目標支援金額を達成した場合、10月から「TT-CU-MVS NEO19モデル」ならびに「遊び方帯シール」の発送を始める予定だ。
「楽しく続けられる」ことが健康づくりには欠かせない。そこでタニタが着目したのがアニメやゲームなどのIPだ。それぞれのコンテンツが持つ魅力や世界観をファンの方々と共有しながら、タニタの商品・サービスに触れる接点を増やし、幅広い層の健康づくりをサポートしていきたいと考えているとしている。
▼「TT-CU-MVS NEO19 モデル」クラウドファンディングプロジェクトページ
https://camp-fire.jp/projects/view/817868
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会社情報
- 会社名
- 株式会社SNK
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 葛 志輝
- 決算期
- 7月
- 上場区分
- KOSDAQ