【ゲームエンタメ株概況(4/10)】自律反発狙いやショートカバーで全面高商状 コーテクやKADOKAWAが年初来高値 サウジ企業と連携のGLOE急反発

4月10日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比2894円97銭高の3万4609円00銭でこの日の取引を終えた。トランプ米大統領の相互関税の上乗せ部分を90日間停止すると発表したことを受けて過度な警戒感が後退し、全体相場に自律反発狙いの買いやショートカバーが入ったようだ。ただ、これ以外に新しい材料がないうえ、決算シーズン前ということや、米国の関税政策の行方に不透明感があることもあって伸び悩んだ。

 

【主要指数】
・日経225: 34,609.00(+2,894.97)
・TOPIX: 2,539.40(+190.07)
・ドル/円: 146.94(-0.80)
・ダウ: 40,608.45(+2,962.86)
・ナスダック: 17,124.97(+1,857.06)
・SOX: 4,230.45(+2,894.97)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は96銘柄(100%)、下落は0銘柄(0%と全面高商状だった。多くの銘柄が急落した後とあって、幅広い銘柄に物色の矛先が向かった。

個別銘柄では、サウジアラビアのHawk Gaming Groupとeスポーツやゲーム事業に関するMOU調印を発表したGLOE<9565>が大幅高となったほか、イオレ<2334>、カヤック<3904>、ソニーグループ<6758>、ブシロード<7803>などの上昇も目立った。

 

全体相場の下落でも底堅さを維持していた大手ゲームも買われた。コーエーテクモホールディングス<3635>やKADOKAWA<9468>が年初来高値を更新し、任天堂<7974>、コナミグループ(KONAMI)<9766>、カプコン<9697>、バンダイナムコホールディングス<7832>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も買われた。なお、コーテクHDはUBS証券が格上げと目標株価の引き上げ、スクエニHDは東海東京証券が目標株価の引き上げを行った。

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧