MIXI<2121>は、2025年3月にOpenAIが提供する企業向け生成AIサービス「ChatGPT Enterprise」を全従業員を対象に導入したことを発表した。
ChatGPT Enterpriseは、高度な自然言語処理能力を持つAIモデルであり、企業の業務プロセスの変革や新規事業の創出を促進する。本サービスの活用により、新たなサービス開発や社内業務の効率化を加速させ、さらなる企業価値の向上を図る。
■ChatGPT Enterprise導入による主な取り組み
同社は、ChatGPT Enterpriseの全社的な活用を通じて、主にイノベーションの創出と生産性の向上を加速していく。
<イノベーションの創出>
ChatGPT Enterpriseの高度な言語生成能力を活用し、新しいサービスやプロダクトのアイデアを創出する。具体的には、AIを活用したゲーム開発やデザイン、顧客体験としての新しい付加価値の提供など、革新的な事業展開を目指す。
<生産性の向上>
各部門において、ChatGPT Enterpriseを活用した業務プロセスの最適化を図る。具体的には、問い合わせ対応の自動化、社内ドキュメントの要約・翻訳、ユーザーデータ分析やモニタリングの効率化など、多岐にわたる業務での活用を推進していく。これにより、従業員は新しい価値の創造や開発に集中でき、生産性の向上につなげられる。
■今後の展望
MIXIはOpenAIのサポートを受けながら、全従業員が生成AIを効果的に活用できるよう、教育プログラムの実施や社内支援体制の強化を進め、高度なAI人材の育成に努めていく。また、自社アセットとAIを組み合わせ、コミュニケーションサービスの革新を図り、より豊かな社会の実現に貢献していく。
▼株式会社MIXI 代表取締役社長 上級執行役員 CEO 木村 弘毅氏コメント
生成AIは、私たちの強みである“コミュニケーション体験”を次のステージへ引き上げる力を持っています。当社はChatGPT Enterpriseの導入を皮切りに、業務の質とスピードを飛躍的に向上させるとともに、AIを活用した新たなサービスやユーザー体験の創出にも挑戦していきます。OpenAIとの強固なパートナーシップのもと、AIとともに進化し、ユーザーを驚かせ、ワクワクさせる体験を提供してまいります。
▼OpenAI Japan合同会社 代表執行役社長 長﨑 忠雄氏コメント
これまで豊かなコミュニケーションサービスを通じて、多くのユーザーに価値を提供されてきたMIXIが、ChatGPT Enterpriseを導入されたことを心より嬉しく思います。OpenAIの生成AIを活用し、生産性の向上や新たなイノベーションの創出、そしてさらなるユーザー体験の向上に取り組まれる挑戦を、今後も継続してサポートしてまいります。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121