
4月22日の東京株式市場は小幅続落。日経平均株価は、前営業日比59円32銭安の3万4220円60銭でこの日の取引を終えた。米国株安や為替の円高が嫌気され、一時170円安まで売られる場面があったものの、円高の動きが落ち着いたこともあり、下値は限定的だった。日米財務省会談を見極めたいとする動きや、決算発表シーズンの直前ということもあって、様子見ムードが広がった。
【主要指数】
・日経225: 34,220.60(-59.32)
・TOPIX: 2,532.12(+3.19)
・ドル/円: 140.40(-0.49)
・ダウ: 38,170.41(-971.82)
・ナスダック: 15,870.90(-415.55)
・SOX: 3,751.91(-59.32)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は40銘柄(42%)、下落は51銘柄(53%)、変わらずは5銘柄(5%)で、下落した銘柄の方が多かった。
個別銘柄では、サンリオ<8136>が大幅高。5月14日早朝に予定されているMSCI指数の定期銘柄入れ替えの新規追加候補として注目されているようだ。大手証券のレポートがきっかけになったという。採用・除外が決まった銘柄には入れ替え基準日(今回は5月30日)終値でのMSCI連動型ファンドによる入れ替え売買に伴い株式需給にも大きな影響があるという。

U-NEXT HOLDINGS<9418>が上場来高値を更新した。岩井コスモ証券が目標株価を2000円から2200円に引き上げたと観測されている。レーティングは、上から2番目となる「B+」の継続。

東映<9605>や東映アニメーション<4816>も大幅高。目立った材料は観測されていないが、東宝<9602>や松竹<9601>が直近で高値を更新するなど活況を呈する中、相対的な出遅れ感が意識された可能性がある。


ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が買われたほか、エスケイジャパン<7608>、ハピネット<7552>、エディア<3935>、壽屋(コトブキヤ)<7809>などホビー関連の一角が高い。エイチームホールディングス<3662>が年初来高値を更新した。

他方、フリュー<6238>が小反落。前日発表した月次売上が2ヶ月連続の減収となった一方、アニメ事業を切り出してアニメ会社を新設すると発表しており、好悪材料が相殺する形となっているようだ。

このほか、カバー<5253>が年初来安値を更新し、イオレ<2334>、GLOE<9565>、monoAI technology<5240>なども大きく売られた。

■ゲーム・エンタメ関連株一覧
