Epic Games、アプリ外ストア機能を6月より提供すると発表 年間収益100万ドル未満は手数料ゼロ 『Fortnite』を米国App Storeに戻す意向も

Epic Gamesは、本日5月2日、Epic Games Storeの収益分配モデルのアップデートと、新機能「ウェブショップ」の導入を発表した。2025年6月より開始する。Epic Games Store経由での決済において、アプリごとの年間収益が100万ドルに達するまでは、開発者に対するストア手数料が0%となる。100万ドルを超えた場合は、従来通り88%/12%の分配率が適用される。

今回、Epic Games Storeを通じて、開発者が独自の「Webshops(ウェブショップ)」を開設できる機能を提供するという。これにより、AppleやGoogleなどが高額な手数料を課す従来のアプリ内課金に代わる、よりコスト効率の高い「アプリ外課金」が可能になる。

新たな法的規制の施行を背景に、開発者はユーザーをゲーム内からウェブショップへ誘導し、各プラットフォーム(EUおよび米国のiOSなど)上でのデジタルアイテムの購入を促進することが可能になる。さらに、ウェブショップでのすべての購入に対して、ユーザーには5%のEpic報酬が付与される特典も用意されている。

また、同社CEOのTim Sweeney氏は、『Fortnite』を米国のApp Storeで配信する意向も表明した。来週としているが、具体的な日時は明かしていない。アップルとの"税金"免除の仕組みが世界中に拡大すれば、『Fortnite』を各国のApp Storeに戻し、訴訟も取り下げるという。

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