SANKYO<6417>は、5月12日、2025年3月期の連結決算を発表し、売上高1918億2100万円(前の期比3.7%減)、営業利益736億0500万円(同1.5%増)、経常利益745億8700万円(同1.9%増)、最終利益539億9200万円(同0.4%増)と減収増益だった。
・売上高:1918億2100万円(同3.7%減)
・営業利益:736億0500万円(同1.5%増)
・経常利益:745億8700万円(同1.9%増)
・最終利益:539億9200万円(同0.4%増)
パチンコ機関連事業では、ゲーム性が拡充したスマパチを積極展開することで需要を喚起し、主力タイトルのシリーズ機を中心に販売台数を積み重ね、3年連続のトップシェアを獲得した。また、パチスロ機関連事業では、2022年11月にスマスロ第一弾を発売以来、継続して高稼働機種を創出し、新規タイトルの好調な販売と増産ニーズへの対応により、販売台数を大幅に伸ばした。その結果、同社として初めてトップシェアを獲得し、パチンコ・パチスロ両市場における年間トップシェア獲得という業界初の快挙を達成することができたという。
■パチンコ機関連事業
売上高1077億円(同26.7%減)、営業利益438億円(同28.4%減)、販売台数22万4000台となった。
新規8タイトル(リユース機等を除く)を発売した。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバーからくりサーカス2」(11月)、「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア4」(1月)、Bistyブランドの「宇宙戦艦ヤマト2202超波動」(10月)、「ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G」(12月)。
■パチスロ機関連事業
売上高634億円(同97.4%増)、営業利益356億円(同133.4%増)、販売台数13万1000台となった。
新規6タイトルを発売した。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「Lパチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌」(7月)、「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」(9月)、Bistyブランドの「Lパチスロ シン・エヴァンゲリオン」(1月)であるが、7月の発売以降、高稼働を続けている「パチスロ からくりサーカス」をはじめ、複数タイトルの増産も行っている。
■補給機器関連事業
補給機器関連事業については、売上高201億円(同3.4%増)、営業利益14億円(同7.5%減)となった。
■その他
その他については、売上高4億円(同13.5%増)、営業利益1億円(同13.9%増)となった。
■2026年3月期の見通し
2026年3月期の業績は、売上高1850億円(前期比3.6%減)、営業利益630億円(同14.4%減)、経常利益640億円(同14.2%減)、最終利益440億円(同18.5%減)、EPS216.33円を見込む。株価収益率は10.3倍となる。
・売上高:1850億円(同3.6%減)
・営業利益:630億円(同14.4%減)
・経常利益:640億円(同14.2%減)
・最終利益:440億円(同18.5%減)
・EPS:216.33円
市場環境については、パチンコでは『ラッキートリガー3.0プラス』、パチスロでは『ボーナストリガー』といった、新たなゲーム性を有した商品の登場が決定しており、これらゲーム性の拡充が、市場の活性化に寄与することが期待されている。
パチンコ機・パチスロ機関連事業において、引き続きスマート遊技機の開発を推進するとともに、新たなゲーム性を有した商品開発にも積極的に取り組み、パチンコ市場においては、4期連続となるトップシェアの獲得、パチスロ市場では、トップグループの一角としての地位を確固たるものにするため、両事業において機種ラインナップを充実させていく。パチンコ販売台数は23万台、パチスロ販売台数は13万2000台を計画している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社SANKYO
- 設立
- 1966年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6417