イー・ガーディアン、2Q(10~3月)決算はソーシャルサポートの伸長で増収増益に ゲームサポートは家庭用ゲーム機やPCゲームの案件獲得に注力

  • イー・ガーディアン<6050>は、5月12日、2025年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、EC・フリマサイト向けのカスタマーサポート、監視業務が伸長するとともに、Fintech関連サービスにおいてもカスタマーサポートおよび本人確認業務の既存案件が拡大し、増収増益を達成した。

    売上高58億6800万円(前年同期比2.6%増)
    営業利益9億2900万円(同5.8%増)
    経常利益9億3300万円(同7.0%増)
    最終利益6億700万円(同13.4%増)

    主な業務の種類別の業績は以下のとおり。

    ①ソーシャルサポート 売上高36億9300万円(前年同期比11.3%増)
    EC・フリマサイト向けのカスタマーサポート、監視業務が伸長するとともに、Fintech関連サービスにおいても、カスタマーサポートおよび本人確認業務の既存案件が拡大した。また、事業基盤の拡大を目的として、エンタープライズや官公庁向けの提案に注力した結果、中央省庁から大型案件を受注した。

    さらに、チェンジHD<3962>との協業として、同グループ会社の既存外注業務の同社への移管が進捗した。加えて、エンタープライズ系デジタルBPO領域の拡大に向けた共同提案を実施するとともに、官公庁向け案件への入札を行った。

    ②ゲームサポート 売上高7億4400万円(同11.3%減)
    ソーシャルゲーム向けの同社売上の減少を受けて、家庭用ゲーム機やPCゲームの案件獲得に注カした結果、カスタマーサポートの大型案件を受注した。一方で、国内のソーシャルゲーム市場は変わらず大型のヒットタイトルに恵まれず、減収となった。

    ③アド・プロセス 売上高6億5100万円(同7.7%減)
    引き続きデジタル広告市場における時流に即した需要を捉え、新規顧客開拓に注力したが、既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となった。

    ④サイバーセキュリティ 売上高4億7700万円(同1.0%増)
    クラウド型WAFの拡販が伸長するとともに、コンサルティングサービスの売上高が前年同期比で増加した。また、事業責任者および営業責任者の採用を行い、引き続きサイバーセキュリティ事業の体制強化を図るとともに、簡易診断の開発に着手するなど市場の変化への対応に注力した。

    さらに、採用、教育の強化やマーケティング施策を実施するとともに、チェンジHDとの共同提案などに取り組んだほか、中堅・中小企業向けのサイバーセキュリティ対策の支援を目的にSMBCサイバーフロントへの出資を行った。


  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2025年9月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高123億6500万円(前期比8.5%増)
    営業利益18億1900万円(同6.7%増)
    経常利益18億2400万円(同6.8%増)
    最終利益12億2000万円(同15.4%増)

イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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