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enish<3667>は、5月14日、2025年12月期の第1四半期(1~3月)の決算(非連結)を発表、業務委託案件がなかったことや『ディライズ ラストメモリーズ』の伸び悩みをコスト圧縮で補うことができず、減収・赤字計上となった。
売上高6億7400万円(前年同期比17.6%減)
営業損益1億4600万円の赤字(前年同期1億8200万円の赤字)
経常損益1億5600万円の赤字(同1億9500万円の赤字)
最終損益1億5800万円の赤字(同1億9600万円の赤字)リリース14年目を迎えた『ぼくのレストラン2』および『ガルショ☆』は、コラボレーション施策などが好調に推移しており、引き続き売上収益に大きく貢献した。今後も運営施策の工夫により売上の逓減を最小限に抑えるとともに、よりきめ細やかな対応を図り、ユーザーの満足度向上に努めていく。
リリース3周年を迎えた『進撃の巨人 Brave Order』では、ゲーム内のさらなる活性化を図るため、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの呼び戻し施策、機能改善などを進めており、引き続き魅力的なイベント施策を展開している。さらに、今後は、新機能の実装も予定しており、ユーザー体験の一層の向上を目指していく。
リリース5年目を迎えた『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』は、累計800万ダウンロードを突破し、同社の業績に貢献している。イベント施策や書き下ろしイラストの充実などを通じて、引き続き収益への貢献を図っていく。
2024年8月にリリースしたモバイルゲームクオリティのブロックチェーンゲーム『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』は、一定の売上貢献はあったものの、今後の課題が明確となったため、さまざまな意見やフィードバックを真摯に受け止め、改善を図りながら収益への寄与を目指していく。
さらに新作麻雀ゲーム『雀エボライブ』を2025年夏にリリース予定であることを発表した。また、同社がこれまでに獲得したWeb3サービスに関するノウハウを活かしたゲームを含む、新規タイトルの開発に向けても人材を投入している。引き続き有力IP案件を確保するなど、年1~2本ペースでの新規タイトルリリースを通じて、利益の積み上げと企業価値の向上を図っていく。
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■2026年12月期の業績予想は引き続き非開示
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2026年12月期通期の連結業績予想については引き続き非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、同社の業績も短期的に大きく変動する可能性があることなどから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難となっているため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億1700万円、営業損益8億1500万円の赤字、経常損益8億6200万円の赤字、最終損益8億8200万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
