ソニーグループ、「クランチロール」有料会員数が1700万人突破…映画分野の増収に貢献、PSネットワークとの連携による成長促進も

ソニーグループ<6758>は、この日(5月14日)、アニメ専門配信サービス「Crunchyroll(クランチロール)」のサービスが順調に拡大し、有料会員数が1700万人を突破したことを明らかにした。アニプレックスに続くソニーグループのアニメ事業の中核となる存在に育っているが、今後、成長をさらに加速させていくため、サービスの拡充とユーザーの獲得に向けた施策を強化していく考えだ。

アニメファンに対するサービス拡充の一環として、アニメグッズなどのeコマース、モバイルゲームライブラリーサービス、そして漫画アプリの配信など、様々な施策を進めている。

ユーザー獲得は、グループ最大の月間アクティブユーザーを持つプレイステーションネットワークとの連携を進めている。PS5からクランチロールの有料サービスにスムーズに加入できるようになっており、有料会員数のさらなる増加に繋がることを期待しているという。今後は、プレイステーションネットワークの収益化機能の活用を通じて、クランチロールのサービス強化も行う。

Crunchyrollの所属するソニーグループの音楽分野は、2025年3月期は売上高が微増の1兆5059億円だった。ハリウッドのストライキの影響で作品制作に遅れが出る中、Crunchyrollが増収に大きく貢献したという。続く2026年3月期も引続拡大を見込んでいるとのこと。