松竹マルチプレックスシアターズの2025年2月期(第29期)の決算は、売上高246億1200万円(前の期比9.1%減)、営業損失3億6500万円(前の期は9億8700万円の利益計上)、経常損失3900万円(同12億8400万円の利益計上)、最終利益1億7000万円(同4億5800万円の損失計上)と増収・赤字転落となった。5月28日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。
・売上高:246億1200万円(同9.1%減)
・営業損失:3億6500万円(同9億8700万円の利益計上)
・経常損失:3900万円(同12億8400万円の利益計上)
・最終利益:1億7000万円(同4億5800万円の損失計上)
親会社である松竹<9601>の決算報告によると、各劇場で対抗館対策、注力作品での取り組み等で成果をあげており、ヒット作の確保や幅広い動員獲得を目指してきた。
興行では、興行収入100億円を超えた「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」をはじめ、アニメ作品が大ヒットとなり、年間興行収入に貢献した。
また、台風被害により休館していたMOVIX八尾が11月に営業を再開し収益に貢献した。売店部門ではスマートオーダーの導入を行い、売場での提供環境が改善したことで利用率が向上し収益に貢献した。

会社情報
- 会社名
- 松竹株式会社
- 設立
- 1920年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9601