KADOKAWA、アニメ制作拠点「Studio One Base」を26年秋に池袋サンシャインシティ内に新設…関連部署とスタジオ6社を集約、豊島区とも連携

KADOKAWA<9468>は、豊島区およびサンシャインシティとの連携を強化し、池袋・サンシャインシティ内に巨大なアニメ制作拠点「Studio One Base(スタジオ ワン ベース)」を2026年秋(予定)に新設する。これは、エンタメとクリエイションが一体となった『世界に誇るアニメシティ』への池袋発展を目指す三者の協業の起点となる。
Studio One Baseは、KADOKAWAグループのアニメ制作スタジオを集結させる拠点であり、延床面積は約1,400坪、就業人数は約400名を予定する。入居会社はKADOKAWA(関連部署)のほか、ENGI、Studio KADAN、レイジングブル、ベルノックスフィルムズ、チップチューンの6社。
複数のスタジオを物理的に集約することで、バックオフィス機能の集約を加速させるとともに、情報共有と連携の迅速化、クリエイターが制作に集中できる環境づくり、スタジオ間のノウハウ連携、若手育成の強化を図る。KADOKAWAはこれを、アニメ・実写領域の制作体制を抜本的に強化する新構想「創る人をつくる。創る所をつくる。」の第一弾と位置づけている。



連携の背景には、拡大を続ける日本アニメ市場の成長がある。一般社団法人日本動画協会が発表したデータによると、2024年のアニメ産業市場は3兆8,407億円に達し、過去最大を更新した。これは前年比14.8%増にあたる。国もコンテンツ産業を基幹産業と位置づけ、2033年までにコンテンツ産業の輸出額を20兆円とする目標を掲げており、今後も市場のさらなる成長が見込まれる。

三者はこれまでも、池袋ハロウィンコスプレフェスを連携して開催するなど、継続的な信頼関係を築いてきた。豊島区は『マンガ・アニメ・コスプレの聖地』としてまちづくりを進め、サンシャインシティは年間3,000万人以上が来場し、アニメ関連イベントなどを通じて賑わいを生み出している。
特に、サンシャインシティの専門店街アルパ・スカイレストランの2024年度売上高は359億円を記録し、バブル期に記録した過去最高売上高を更新した。
今回の拠点開設により、池袋は従来の「観る」「楽しむ」「体験する」エンターテインメントの中心地に加え、アニメ産業を「創る」「育てる」「発信する」クリエイションの中心地としても発展する。
KADOKAWAの菊池剛執行役Chief Studio Officerは、新拠点開設について「アニメ制作現場のイメージを刷新し、スタジオ機能を効率化して生産性を高めるとともに、クリエイターの待遇を改善することで、誇りを持てる職場、憧れる職業となるような『創るところ』に取り組んでまいります。また、豊島区様およびサンシャインシティ様との地域連携を一層強化し、池袋を『世界に誇るアニメシティ』へと発展させることで、グローバルなIP創出力を確立してまいります」とコメントした。
豊島区の高際みゆき区長は、「KADOKAWA様との連携により、池袋がアニメの『創る』拠点としても発展し、若手クリエイターの育成や産業、地域活性化などに共に取り組むことで、昨年本区が策定した『豊島区基本構想』の3つの理念の実現に大きく近づくことを確信しております」と歓迎の意を示した。
サンシャインシティの脇英美代表取締役社長は、「今回の巨大なアニメ制作拠点開設により、アニメを創る拠点という新たな魅力が加わることになります。豊島区、KADOKAWAと協力し、豊島区・池袋エリアがアニメの聖地として更に認知され、一層の成長と価値向上に繋がるよう、地域と社会に“なんか面白いこと”を実現していきたいと考えております」と述べた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2779億1500万円、営業利益166億5100万円、経常利益177億4200万円、最終利益73億9200万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- チップチューン
会社情報
- 会社名
- 株式会社ENGI(エンギ)
- 設立
- 2018年6月
- 代表者
- 吉岡 宏起
- 決算期
- 3月




